コラム COLUMN

廃用症候群に対する当施設のリハビリアプローチ

対応可能な疾患・症状

廃用症候群になりそう、あるいはもうすでに廃用症候群だ、という方も、まだあきらめる必要はありません。

「年齢的に仕方がない」
「これだけ運動してなければ仕方がない」

現状はそのような状態だとしても、年齢や状態に関係なく、まだまだ改善の余地はあります。

ナッセボディワークスでは廃用症候群でお困りの方にもサポートさせていただいております。

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廃用症候群とは何か?

長期間の安静や入院、痛みや不安による活動量の低下によって、筋力・持久力・関節可動域・バランス能力・認知機能などが一気に落ちた状態を「廃用症候群」と呼びます。
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷・骨折後など、もともとの病気に加えて廃用が進むと、「病気が悪化したように見える」のが特徴です。

当施設では、

  • 「病気そのものによる障害」と
  • 「動かなかったことで起きた廃用」
    を丁寧に見分け、それぞれに合わせたアプローチを組み合わせていきます。

評価の基本方針

1. どこまでが“廃用”で、どこからが“原疾患の障害”かを整理する

廃用症候群はあくまでも、活動量の低下によって引き起こされる、筋力や体力の低下です。そのため、病気やケガ(原疾患)そのものによって、そのような状態になっているわけではないケースもあるため、見極めることが大切です。

  • 筋力・筋持久力(MMT、反復回数、立ち座りテストなど)
  • 関節可動域と痛みの有無
  • 立位バランス・歩行能力(歩行速度、歩行距離、補助具の必要性)
  • 心肺機能(息切れの程度、心拍数の変化)
  • 日常生活動作(起き上がり、移乗、トイレ、入浴など)

を総合的に評価し、「筋力不足や体力低下なら改善の余地が大きい部分」「神経障害や関節変形が主体で、慎重な扱いが必要な部分」を仕分けします。

2. 生活背景と目標をセットで確認する

  • どこまで自宅内を自分で移動したいか
  • どの家事・趣味・仕事に戻りたいか
  • 介護者がどのくらい関われるのか

といった情報を聞き取り、「廃用からどこまで戻せば、生活が変わるのか」を具体的なゴールに落とし込みます。

当施設のリハビリアプローチ

1. 筋力・持久力を“安全に”底上げするトレーニング

廃用による筋力低下には、過度に怖がって動かさないのではなく、「安全な範囲でしっかり負荷をかける」ことが重要です。

  • 下肢筋力:スクワット、立ち座り反復、段差昇降などを、その人に合った高さ・回数からスタート
  • 体幹筋力:座位バランス練習、寝返り・起き上がり練習など、「ベッド上での動き」も積極的に活用
  • 持久力:歩行距離や連続歩行時間を少しずつ延ばし、必要に応じて免荷歩行装置や歩行補助具も併用

急に強い運動を行うのではなく、心拍数・息切れ・疲労感をモニタリングしながら、「疲れが残りすぎないライン」で段階的に負荷を上げていきます。

2. 関節拘縮・痛みへのコンディショニング

廃用が進むと、動いていない関節や筋の硬さ、痛みがリハビリの妨げになります。

  • 関節可動域練習・ストレッチ
  • 筋緊張やこわばりを和らげる徒手療法・ポジショニング
  • 必要に応じた装具・クッションの提案

などで、「まず動かせる状態」をつくることを重視します。
痛みが強い部位は、医師との連携や負荷量の調整を行いながら、「痛みで動かせない」が続かないよう管理します。

3. 生活動作そのものをリハビリにする

廃用症候群では、「運動だけ頑張る」のではなく、日常生活そのものを“動く機会”に変えていくことが重要です。

  • 起き上がり・立ち上がり・トイレ・入浴・着替えなどを、具体的な練習課題として扱う
  • 自宅の間取りや家具配置をイメージしながら、「最も楽で安全な動き方」を一緒に設計する
  • 歩数や活動量を無理のない範囲で少しずつ増やすプランを立てる

「リハビリの時間」だけでなく、「1日の合計活動量」を増やすことをゴールにしています。

4. 心理面への配慮と“やる気が続く”工夫

長期の安静や入院後は、「動くのが怖い」「また倒れたらどうしよう」「やっても変わらないかもしれない」といった不安や諦めが強くなりがちです。

  • 小さな変化(立ち上がり回数、歩行距離、疲れにくさなど)を一緒に確認し、“できたこと”を見える化
  • 「今日はここまでやれば十分」という具体的な目安を共有し、頑張りすぎとサボりすぎの両方を防ぐ
  • 家族にも「手伝いすぎず、でも危なくないライン」の関わり方をお伝えする

ことで、気持ちと行動の両面から廃用からの脱出を支えます。

セルフケアの限界と、専門リハが必要になる分岐点

ご自宅での体操やウォーキングはとても大切ですが、次のような状態がみられるときは、セルフケアだけでは限界が近いサインです。

  • 数週間〜数か月、自分なりに動かしているのに、筋力や持久力の変化をほとんど感じない
  • 関節のこわばりや痛みが増えてきて、「動かすのが怖い」部位が出てきた
  • 立ち上がり・歩行・階段などで、転びそうになる場面が増えている
  • ご本人も家族も、「どこまで負荷をかけていいのか」「何を優先すべきか」が分からなくなっている

こうした場合は、

  • 廃用による筋力低下
  • 原疾患による障害
  • 関節拘縮や痛み、バランス低下

が複雑に絡み合っていることが多く、自己判断で負荷を増やしたり減らしたりするのはリスクを伴います。

そのタイミングが、専門的な評価とオーダーメイドのリハビリに切り替える分岐点と考えてください。

当施設にご相談いただくときのイメージ

「最近、明らかに動く量が減ってきた」「病気そのものより“なまった感じ”が強い気がする」という方は、一度、現在の状態を専門家と一緒に整理してみることをおすすめします。

当施設では、

  • 筋力・可動域・バランス・歩行・日常動作の評価
  • 廃用による低下と、原疾患による障害の仕分け
  • 自宅環境や生活スタイルに合わせたリハビリ計画とセルフケアの提案

を行い、「今から戻せる部分」「これ以上悪くしないために必要なこと」を、ご本人とご家族と一緒に言語化していきます。

「自分(家族)の状態が、どこまでリハビリで良くなる余地があるのか知りたい」「病院や介護保険のリハだけで足りているのか不安」という方は、まずはこちらから 公式LINE(https://lin.ee/tNjZTdb)

体験リハビリのお申込みはこちらからも →→ https://bodyworks.necess.jp/#contact

「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。

ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。

一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。

「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」 を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、 LINEでの無料相談をご用意しています。

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また、実際のリハビリの考え方や現場の雰囲気は、
文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
センター長自身が解説しているYouTubeチャンネルでは、
日常生活での困りごとやリハビリの視点についても発信しています。

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小栢 崇裕

【監修者】

株式会社ナッセ / 理学療法士
小栢 崇裕(オガヤ タカヒロ)

プロフィール
新卒で回復期リハビリテーション病院に入職。
その後、2018年4月にナッセへ訪問リハビリ・デイサービス機能訓練指導員として入職。
デイサービスリハビリ部門リーダーとして約20名のセラピストマネジメントやリハビリデータの収集・解析・フィードバックも行う。
研究業績
・第2回日本予防理学療法学術集会
・第36回東京都理学療法学術大会
・回復期リハビリテーション病棟協会 第31回研修大会in岩手