コラム COLUMN

骨折(大腿骨・脊椎圧迫骨折・変形性股関節症/膝関節症術後を含む)に対する当施設のリハビリアプローチ

対応可能な疾患・症状

骨折や人工関節の手術後は、「骨はくっついたのに、元のように動けない」というお悩みがとても多くなります。
ここでは、大腿骨骨折・脊椎圧迫骨折・変形性股関節症/膝関節症の術後に対して、当施設がどのような考え方でリハビリを行っているかをまとめます。

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リハビリの基本方針

  • 「骨や関節」だけでなく、「筋力・バランス・姿勢・痛み・恐怖心」をセットで評価する
  • 医師の指示(荷重制限や可動域制限)を守りながら、できるだけ早く・安全に“動く量”を増やす
  • 「歩けるようになる」だけでなく、「どこまで生活や趣味に戻りたいか」をゴールにする

この3つを軸に、90分のマンツーマンリハビリで丁寧に進めていきます。

大腿骨骨折に対するアプローチ

1. 荷重と歩行の段階づけ

  • 医師の許可された範囲で、早期から立位・歩行練習を開始
  • 歩行器 → 杖 → 自立歩行へと、痛みと筋力の状態を見ながら段階的にステップアップ
  • 歩幅・歩行速度・左右の荷重バランスをチェックし、「かばい歩き」が固定化しないよう修正

2. 股関節まわりの筋力・バランス強化

  • お尻・もも・体幹を中心に、転倒予防につながる筋力トレーニングを実施
  • 立ち座り、片脚立ち、段差昇降など「実生活に直結する動き」を繰り返し練習
  • 反対側の脚や腰に負担が偏っていないかも評価し、長期的な再点灯予防を目指します。

脊椎圧迫骨折に対するアプローチ

1. 痛みを抑えながら「動ける姿勢」を取り戻す

  • 急性期は、痛みを悪化させない範囲でのポジショニングと軽い体操からスタート
  • コルセット使用中でも行える、安全な背筋・体幹のトレーニングを段階的に実施
  • 前かがみ姿勢が固定化しないよう、座り方・立ち方・寝返りの指導を行います

2. 再骨折を防ぐための生活指導

  • 「避けたい動き」(急な前屈・ねじりなど)と、「安全な物の持ち方・立ち上がり方」を具体的に練習
  • 骨粗鬆症が背景にある場合は、日常での運動量・栄養・転倒予防策も含めてアドバイス
  • 家屋内の段差・手すり・マットなど、「転びやすいポイント」をご家族と一緒に整理します

変形性股関節症/膝関節症の術後(人工関節を含む)へのアプローチ

1. 可動域と筋力のバランスを整える

  • 手術後の関節可動域(曲げ伸ばし)を、安全な範囲でしっかり確保
  • 太もも・お尻・体幹の筋力強化に加え、反対側の脚や腰への負担が偏らないよう全身で調整
  • 正しい歩き方・立ち上がり方を身につけ、「せっかく手術したのに、またどこかが痛い」を防ぎます

2. 日常生活・仕事・趣味に合わせた実践練習

  • 和式トイレ・床に座る動作・階段・坂道など、実際の生活環境を想定した練習
  • 買い物・通勤・旅行など、「やりたいこと」に合わせた距離・時間の目安を一緒に設定
  • 痛みのコントロール方法(休み方・冷やす/温めるタイミングなど)も具体的に提案します

共通するポイント:廃用と恐怖心を取り除く

骨折や手術後の方に共通するのは、

  • 「また折れたらどうしよう」という怖さ
  • 痛みを避けているうちに進む“廃用症候群”

です。

当施設では、

  • 現在の状態を“見える化”して、「ここまでは安全」「ここからは注意」のラインを共有
  • 小さな成功体験(今日はこの距離まで歩けた、段差を一段クリアできた)を積み重ねる
  • ご家族にも介助のポイントや“手を出しすぎないコツ”をお伝えする

ことで、「怖くて動けない」状態から「安心して動ける」状態への切り替えを目指します。

セルフケアの限界と、専門家に任せるべきタイミング

ご自宅での体操や自主トレはとても大切ですが、

  • 数週間〜数か月続けても、痛みや歩きにくさがあまり変わらない
  • 反対側の脚や腰に新しい痛みが出てきた
  • 転びそうになる場面が増えてきて、不安で外出を控えるようになった

という場合は、自己流リハビリだけで頑張るには限界が近いサインかもしれません。

その段階では、

  • 筋力・バランス・関節可動域
  • 骨折部位や人工関節の状態
  • 日常動作のクセ

を専門的に評価したうえで、負荷量や動き方を見直すことが重要です。

当施設へのご相談について

「骨はくっついたけれど、まだ元の生活に戻れない」
「このまま自己流のリハビリだけで大丈夫なのか不安」

という方は、一度、現在の状態を評価し、「どこまでリハビリで戻せる余地があるのか」「何を優先して鍛えるべきか」を一緒に整理してみませんか。

当施設では、大腿骨骨折・脊椎圧迫骨折・股関節/膝関節手術後の方に対して、

  • 個別評価(筋力・可動域・歩行・日常動作・痛み)
  • オーダーメイドのリハビリプログラム作成
  • 自宅で続けられるセルフケアの提案

を行い、「今からできるベストな一歩」をご本人とご家族と一緒に考えていきます。

体験リハビリのお申込みはこちらからも →https://bodyworks.necess.jp/#contact

「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。

ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。

一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。

「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」 を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、 LINEでの無料相談をご用意しています。

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また、実際のリハビリの考え方や現場の雰囲気は、
文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
センター長自身が解説しているYouTubeチャンネルでは、
日常生活での困りごとやリハビリの視点についても発信しています。

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小栢 崇裕

【監修者】

株式会社ナッセ / 理学療法士
小栢 崇裕(オガヤ タカヒロ)

プロフィール
新卒で回復期リハビリテーション病院に入職。
その後、2018年4月にナッセへ訪問リハビリ・デイサービス機能訓練指導員として入職。
デイサービスリハビリ部門リーダーとして約20名のセラピストマネジメントやリハビリデータの収集・解析・フィードバックも行う。
研究業績
・第2回日本予防理学療法学術集会
・第36回東京都理学療法学術大会
・回復期リハビリテーション病棟協会 第31回研修大会in岩手