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その肩や腰の痛み、実は病気のサインかも?|パーキンソン病との意外な関係
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はじめに
パーキンソン病というと、手足の震えや動作の遅さといった症状がよく知られています。
加えて、実際には「痛み」に悩まされている方も多くいらっしゃいます。
国内外の複数の研究をまとめた報告でも、パーキンソン病の方の多くは、病気の経過の中で何らかの痛みを経験するとされています。
しかも、この痛みが震えなどの代表的な症状より先に現れることもあるということが分かってきました。
「ただの五十肩」だと思っていたら、実はパーキンソン病の初期症状だったケースもあります。
この記事では、なぜパーキンソン病で痛みが起こるのか、五十肩との見分け方、自宅でできる予防と対策、痛みの記録のつけ方まで、具体的にわかりやすく解説します。
【セルフチェック】こんな痛み、感じていませんか?
✅ 朝、身体を起こすときに腰や背中が強くこわばる
✅ 肩や腕の痛みが、治療してもなかなか改善しない
✅ 薬が効いている時間と、そうでない時間で痛みの強さが変わる
✅ 夕方から夜にかけて、脚がむずむずして落ち着かない
✅ 痛みと同時に、手のふるえや動作の遅さが気になる
一つでも当てはまる方は、パーキンソン病に伴う痛みの可能性があります。
この記事を参考に、ご自身の状態を確認してみてください。
パーキンソン病の方が抱える痛み、その実態
パーキンソン病というと、手足の震え、動作の遅さ、筋肉のこわばりといった症状が広く知られています。
しかし、それと同じくらい、あるいはそれ以上に、多くの方を悩ませているのが「痛み」です。
国内外の複数の研究をまとめた報告では、パーキンソン病の方のおよそ 3 割から 8 割が、病気の経過の中で何らかの痛みを経験するとされています。
決して珍しい症状ではなく、多くの方に共通する悩みなのです。
それにもかかわらず、痛みは震えや動きにくさに比べて注目されにくく、適切な対応がされていないケースも少なくないと言われています。
ご本人が「年のせいだろう」と我慢していたり、周囲も震えや歩き方にばかり目を向けてしまったりすることが、背景にあるのかもしれません。
パーキンソン病の痛みは、決して珍しいものではありません。
「自分だけがつらい」と抱え込まず、まずは知っていただくことが第一歩です。
なぜ、パーキンソン病で腰や首、肩が痛くなるのか
パーキンソン病の痛みには、いくつかの理由が関わっていると考えられています。
ここでは、特に腰や首、肩の痛みに関わりの深いものを紹介します。
筋肉のこわばりが、関節に負担をかける
パーキンソン病では、筋肉がこわばりやすくなる症状が現れることがあります。
筋肉がこわばった状態が続くと、関節の動きが制限され、腰や首、肩まわりに負担がかかりやすくなります。
前かがみの姿勢が、腰や首に負担をかける
パーキンソン病の方には、背中が丸まり、首や腰が前に傾いた姿勢になりやすいという特徴があります。
この姿勢が長く続くことで、特定の筋肉や関節に負担が集中し、痛みにつながることがあります。
じっとしている時間が長いことも影響する
動きにくさから、日常生活で身体を動かす機会が少なくなると、筋肉や関節がさらに硬くなりやすくなります。
これが、痛みを悪化させる一因になることもあります。

「五十肩だと思っていた」が、実は違うことも
ここで、知っておいていただきたいことがあります。
パーキンソン病では、震えなどの代表的な症状が出るより前に、肩の痛みが最初のサインとして現れることがあるのです。
肩が痛くて動かしにくいという症状は、一般的な「五十肩」ともよく似ています。
そのため、整形外科などで五十肩として治療を続けていたものの、なかなか良くならず、その後に震えなどの症状が現れて、初めてパーキンソン病だと分かるケースも、決して珍しくないとされています。
肩や腕の痛みが長引いて、治療してもなかなか改善しない場合。
手のふるえや、動作の遅さなど、他に気になる変化が少しでもある場合。
こうしたときは、整形外科だけでなく、パーキンソン病を専門とする医師に相談することも選択肢の一つとして考えてみてください。
痛みのタイプ別|対処法と予防法
パーキンソン病の痛みは一つの原因だけで起こるものではなく、いくつかのタイプに分けられると考えられています。
それぞれの特徴に合わせて、対処法と予防法を整理しました。
① 筋肉や関節からくる痛み(肩・腰・股関節・膝など)
筋肉のこわばりや姿勢の崩れによって起こる、もっとも多いタイプの痛みです。
- 対処法:痛む部分を40度前後のお湯やタオルで15〜20分ほど温める。
クッションや枕で楽な姿勢を探す。 - 予防法:30分以上同じ姿勢を続けないようタイマーを活用する。
1日数回、胸を開くストレッチを取り入れる。
「胸を開く」簡易ストレッチ
- 椅子に座り、両手の指を頭の後ろで組む
- ゆっくりと肘を後ろに引き、胸を天井に向けるように開く
- 5秒間キープして3回繰り返す
※痛みが出ない範囲で、無理せず行ってください。
② しびれるような痛み
神経の働き方の変化によって起こる、ピリピリ・じんじんとした感覚を伴う痛みです。
- 対処法:強い違和感や痛みが続く場合は自己判断せず、主治医に相談する。
- 予防法:長時間同じ姿勢や締め付けの強い服装を避け、血流を妨げないようにする。
③ 薬の効果に関連する痛み
薬の効果が薄れている時間帯に、筋肉がつるような痛みやこわばりが強くなることがあります。
- 対処法:「いつ、どこが、どう痛むか」を記録し、次の診察で主治医に伝える。
- 予防法:薬が効いている時間帯を狙って、軽い運動やストレッチを取り入れる。
④ 脚がむずむずする不快感
じっとしていられず脚を動かしたくなるような不快感で、夕方から夜にかけて強くなりやすいとされています。
- 対処法:脚を軽く動かす、温めるなどして不快感を紛らわせる。
- 予防法:夕方以降のカフェイン摂取を控え、日中の活動量を意識して増やす。
いずれのタイプも、複数が当てはまる場合や、セルフケアを続けても改善しない場合は、一人で抱え込まず専門家に相談することをおすすめします。

ナッセボディワークスでできること
ナッセボディワークスでは、パーキンソン病の方の痛みについて、姿勢や身体の使い方、生活動作の中での負担のかかり方まで含めて、一緒に確認しています。
薬の効果が現れる時間帯やご本人の体調に合わせて、無理のない範囲で身体を動かす方法を一緒に考え、日常生活の中で続けやすい工夫をご提案しています。
【丁寧なヒアリングで、あなたの「なりたい」を大切に】
私たちは、まず「どうなりたいか」「どうしたいか」をお聞きすることを大切にしています。
「買い物に行けるようになりたい」
「孫と公園で遊びたい」
「趣味の園芸を続けたい」
「朝、自分で布団から起きられるようになりたい」
そんな、あなたにとっての「なりたい」を実現するために、自宅での生活スタイルや身体の状態を細かく確認し、継続できる個別性の高いアプローチ方法や自主トレーニングをご提案しています。
【個別に合わせたプランニング】
一人ひとりの生活環境や身体の状態は異なります。
そのため、画一的なプログラムではなく、あなたの生活に合わせたプランニングを心がけています。
・自宅の動線や生活スペースの確認
・普段の動作(立ち上がり、歩行、階段の昇降など)の観察
・痛みの出やすい動作や時間帯の把握
・薬の効果が現れている時間帯の確認
・ご本人の目的や目標の設定
これらの情報を基に、最適なアプローチ方法を作成してご提案します。
実際の生活動作(洗濯物を干す、買い物袋を持つなど)から必要な身体の使い方を練習する「課題指向型訓練」という考え方を、自宅での自主トレーニングにも取り入れています。
詳しくは、過去のコラム【「ただ歩く」より効果的!?脳卒中リハビリの「課題指向型訓練」とは】も参考にしてみてください。
痛みを軽減し、日常生活の質を向上させるために、総合的なサポートを提供します。
まとめ
パーキンソン病の痛みは、多くの方が経験する身近な症状でありながら、見過ごされやすいという特徴があります。
✅ パーキンソン病の方の多くが、経過の中で何らかの痛みを経験する
✅ 筋肉のこわばりや前かがみの姿勢が、腰や首、肩の痛みにつながりやすい
✅ 肩の痛みが、震えなどの症状より先に現れることがある
✅ 痛みにはいくつかのタイプがあり、現れ方もさまざまである
✅ 姿勢を変える、身体を動かすなど、日常でできる工夫がある
✅ 気になる痛みがあれば、一人で抱え込まず専門家に相談することが大切
もし、ご自身やご家族の痛みに心当たりがある場合は、この記事の内容を、周りの方と共有していただければと思います。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 五十肩とパーキンソン病の痛みは、どう見分ければいいですか?
A. 自己判断で見分けることは難しく、整形外科的な検査だけでは分からないこともあります。
肩の痛みが長引いて治療しても改善しない場合や、手や指のふるえ、動きにくさなど、他の症状が少しでも気になる場合は、パーキンソン病を専門とする医師に相談することをおすすめします。
Q2. 痛みは、パーキンソン病の薬で改善しますか?
A. 痛みの種類によっては、薬の効果が現れている時間帯には和らぎ、薬の効果が切れる時間帯に強くなることがあります。
ただし、すべての痛みが薬だけで改善するわけではなく、姿勢や身体の使い方に関わる痛みには、運動や日常生活の工夫も合わせて必要になることが多いです。
気になる場合は主治医に相談してください。
Q3. 痛みがあるとき、動いた方がいいですか、休んだ方がいいですか?
A. 痛みの原因や状態によって異なりますが、パーキンソン病の場合、動かさない期間が長く続くと、筋肉や関節がさらに硬くなり、痛みが悪化しやすくなることがあります。
無理のない範囲で身体を動かすことは、多くの場合で有効とされています。
強い痛みがある場合は、自己判断せず専門家に相談しながら進めることをおすすめします。
Q4. 家族はどのように痛みに気づいてあげればいいですか?
A. ご本人が痛みを自分から伝えないことも少なくありません。
表情がこわばっている、特定の動作を避けている、いつもより動きが少ないといった様子から、痛みのサインに気づけることがあります。
日々の小さな変化を、さりげなく気にかけていただくことが助けになります。
【参考文献】
1. 難病情報センター.パーキンソン病(指定難病 6).
2. 坪井義夫ほか.パーキンソン病の痛みの特徴と治療.臨床神経学.2022.
3. Broen MPG, et al. Prevalence of pain in Parkinson’s disease: a systematic review using the modified QUADAS tool. Frontiers in Neurology. 2016.
「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
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病院でのリハビリを終えた後も
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一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
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