コラム COLUMN
「また転んだらどうしよう」自宅リハビリにひそむ2つの不安
脳梗塞の退院後、自宅でリハビリを続けるご本人・ご家族の頭にいつもよぎるのが「転倒」と「再発」への不安ではないでしょうか。
病院では専門スタッフの目がありますが、自宅ではそうもいきません。
実際、転倒によるケガや脳梗塞の再発によって、それまでのリハビリの成果が振り出しに戻ってしまうケースは少なくありません。
この記事では、自宅リハビリで気をつけたい転倒予防と再発防止のポイントを、具体的にわかりやすく解説します。
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転倒予防のために自宅でできる4つの工夫
脳梗塞後は麻痺や感覚障害、バランス機能の低下が残ることが多く、体力低下や関節の硬さ、転倒への不安感も重なりやすいものです。
「慣れた自宅だから大丈夫」と思わず、次の4点を意識してみてください。
①住環境を整える
廊下や部屋の照明はできるだけ明るくしましょう。
段差にはスロープや目印をつけると安心です。
滑りやすい靴下やスリッパは見直し、床の物や配線コードは片付けておきましょう。
トイレや浴室など水回りへの手すりの設置も効果的です。
②体調のサインを見逃さない
めまい・ふらつき・息切れ・強い疲労感がある日は、無理にリハビリを進めないでください。
特に発症から間もない時期は、体調の変動が大きくなります。
自己判断で運動の負荷を上げないようにしましょう。
③一人で無理をしない
「これくらいならできる」という自己判断が、転倒につながることがあります。
特に立ち上がりや歩行の練習は、バランスを崩しやすい動作です。
家族が見守れる時間帯に行う、専門のスタッフと一緒に行うなど、一人にならない工夫をしましょう。
④体に合った靴・杖・装具を使う
自宅内でも、かかとのある滑りにくい靴を履くようにしましょう。
必要に応じて杖や装具を正しく使うことも、転倒予防に直結します。
装具や杖の調整は自己判断せず、担当のセラピストに確認しながら進めてください。
再発を防ぐために見直したい生活習慣
脳梗塞は一度発症すると、再発のリスクがある病気です。
再発予防のポイントは、原因となる病気の管理、生活習慣の改善、そして服薬の継続の3つに集約されます。
①血圧管理を最優先に
高血圧は脳梗塞・脳出血の最大の危険因子といわれています。
自宅での血圧測定を習慣にし、数値の変化を記録しておきましょう。
日々の体調管理はもちろん、通院時の相談材料にもなります。
②食事・塩分・脂質のコントロール
塩分の摂りすぎや高脂肪食は、血圧やコレステロール値を悪化させる要因になります。
減塩を意識した食事、野菜や魚を中心としたバランスの良い食生活を心がけましょう。
③禁煙・節酒・適度な運動の継続
喫煙や過度な飲酒は、再発リスクを高めます。
禁煙・節酒に加え、無理のない範囲での運動習慣を続けることが、血管の健康維持につながります。
④服薬をきちんと続ける
血圧やコレステロール、血液をさらさらにする薬などは、自己判断で中断すると再発リスクが高まることがあります。
体調が良くなったと感じても、医師の指示に従って服薬を続けましょう。
こんな症状が出たら、様子を見ずにすぐ受診を
顔の片側がゆがむ、片腕に力が入らない、ろれつが回らない。
急に激しいめまいやしびれが出る。
こうした症状が突然現れた場合は、脳梗塞の再発が疑われます。
様子を見ずに、すぐに救急要請をしてください。
脳梗塞は治療開始までの時間が、その後の回復を大きく左右する病気です。
転倒・再発の不安には、専門アプローチという選択肢も
転倒予防も再発予防も、一人で抱え込まず、専門家の目を借りながら進めることが安心につながります。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚では、麻痺や歩行に不安のある方に向けて、次のようなアプローチをご提供しています。
IVES(アイビス):電気刺激治療器を用いて、麻痺のある筋肉にアプローチします。
筋肉の働きを引き出すことで、転倒の原因になりやすい足の踏み出しにくさや踏ん張りにくさの改善を目指します。
特につま先が上がりにくく、つまづきそう、という方にもIVESによる電気刺激をつま先を持ち上げる筋肉に作用させることで、歩行中のつま先の引っ掛かりを軽減するようにしていくアプローチが可能です。
アンウェイ:免荷歩行装置を使い、転倒の心配を抑えながら歩行に特化したトレーニングを行います。
体重を支えながら安全に歩行練習ができるため、「転びそうで怖い」という方でも安心して取り組めます。
転倒が起こりやす、原因は様々ですが、歩行が不安定ということによる転倒は非常に多いです。
歩行能力を高めるアンウェイは転倒予防にもつながり、より安定した歩く力をつけることが可能です。
実際のトレーニングの様子は、YouTubeのショート動画でもご紹介しています。
あわせてご覧ください。
▶ ナッセボディワークス公式YouTubeチャンネルはこちら
「今のやり方で合っているか不安」「もっと安全に、効果的にリハビリを続けたい」という方は、お気軽にご相談ください。

まとめ
自宅リハビリを安全に継続するには、住環境の整備や体調管理による「転倒予防」と、血圧管理・生活習慣の改善・服薬継続による「再発予防」の両方が欠かせません。
少しの工夫と専門家のサポートを取り入れながら、無理なく、そして安心してリハビリを続けていきましょう。
気になる症状がある場合は自己判断せず、早めに医療機関やナッセボディワークスにご相談ください。
よくあるご質問
Q. 自宅リハビリ中に転倒しそうになったら、どうすればいいですか?
無理に自分で体勢を立て直そうとせず、近くの手すりや家具につかまって体を支えてください。
実際に転倒してしまった場合は、頭を打っていないか、強い痛みがないかを確認し、無理に動かさず安静にしたうえで、ご家族や医療機関に連絡しましょう。
Q.転倒しそうで不安がありますが、運動してもよいですか?
同じような効果を期待できる別の運動方法がある場合もあります。
そのため、適切な運動方法を担当のセラピストや医師に確認して行うようにしましょう。
Q. 自宅でのセルフリハビリと、訪問・自費リハビリはどちらを選ぶべきですか?
どちらか一方に絞る必要はなく、状態や目的に合わせて併用するのが一般的です。
特に転倒への不安が強い方や、より集中的な歩行訓練を希望される方は、IVESやアンウェイなどの専門機器を使える自費リハビリの活用もご検討ください。
Q. 血圧はどのくらいの頻度で測ればいいですか?
毎日、朝晩の決まった時間に測定し、記録しておくことが推奨されています。
また、初めて行う運動などの後にはどのくらい血圧が上がるのかを把握することも良いと考えます。
数値の変動が大きい場合や高い状態が続く場合は、自己判断せず早めに主治医に相談してください。
Q. 家族が近くにいない時間帯のリハビリは避けたほうがいいですか?
立ち上がりや歩行など転倒リスクの高い動作は、できるだけ見守りのある時間帯に行うのが安全です。
難しい場合は、手すりを活用する、比較的安全な座位での運動に切り替えるなどの工夫をおすすめします。
「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。
一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。
「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」
を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、
LINEでの無料相談をご用意しています。
また、実際のリハビリの考え方や現場の雰囲気は、
文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
センター長自身が解説しているYouTubeチャンネルでは、
日常生活での困りごとやリハビリの視点についても発信しています。