コラム COLUMN
脳卒中後遺症の「内反」とは?歩きにくさの原因を分かりやすく解説
「足首が内側に曲がってしまい、歩きづらい」「足の裏が内側を向いてしまう」——こんなお悩みはありませんか?
これが脳卒中後に起こる「内反」です。
このコラムで分かること
- 「内反」とは何か、簡単に理解できる説明
- なぜ脳卒中後に内反が起こるのか
- 内反によって日常生活がどう変わるか
- 内反を改善するための方法
- ナッセボディワークスでの治療アプローチ
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「内反」とは何か:足首が内側に曲がった状態
「内反」という言葉は、医学用語では耳慣れないかもしれません。
簡単に説明すると、足首が内側(足の内側)に曲がった状態のことを指します。

イメージ図では足首が内側に曲がり、小指側が下がっているのが分かります。
例えば、あなたが立っているとき、足の裏は通常、床にしっかり接しています。
しかし、内反が起こると、足の外側の部分だけが床に接し、足首が内側にくの字に曲がってしまいます。
その結果、歩くときに足首が不安定になり、バランスが取りにくくなるのです。
内反と外反の違い
足首が外側に曲がった状態を「外反」と言います。脳卒中後の患者様に多いのは「内反」ですが、症状によっては外反が見られることもあります。
簡単に覚えるコツ:
- 内反:足首が「内側」に曲がる
- 外反:足首が「外側」に曲がる
なぜ脳卒中後に「内反」が起こるのか
脳卒中によって脳がダメージを受けると、神経信号がうまく伝わらなくなります。
その結果、足首の筋肉がバランスを失い、特定の筋肉だけが過度に収縮してしまう「痙縮」という状態が発生します。
足首の周りには、複数の筋肉があります。
脳卒中によって脳の信号が乱れると、足首を内側に引っ張る筋肉(足首の内転筋)が過度に力を入れてしまい、結果として足が内側に曲がってしまうのです。
【分かりやすく言うと】
脳卒中前は、あなたの脳が「足首を中立の位置に保つ」という指令を常に送っていました。
しかし、脳卒中によってその指令システムが故障してしまい、「足首を内側に引っ張る」という誤った指令が続いてしまうのです。
ちょうど、机の上にあるペンが、何らかの理由で片方の方向へずっと転がり続けるような状態です。その「転がり続ける力」が、脳卒中によって過度に働く筋肉の力だと考えてください。
内反が起こるまでの時間
脳卒中の直後は内反がはっきりしないこともありますが、発症後3~6ヶ月の間に、内反の症状が顕著になることが多いです。これを「痙縮の進行」と呼びます。
内反によって日常生活はどう変わるか
内反が起こると、患者様の日常生活に様々な困難が生じます:
- 歩行困難:足首が不安定なため、バランスを取りながら歩かなければならず、著しく歩行速度が低下します
- 転倒リスクの増加:足がもつれやすくなり、転倒の危険が高まります
- 靴が履きづらい:足が内側に曲がっているため、普通の靴が履きにくくなったり、足に痛みが生じたりします
- 足の痛みや変形:長期間、足が内反した状態が続くと、関節が固くなったり、足の形が変わってしまう可能性があります
- 心理的な負担:移動が困難になることで、外出への意欲が低下し、社会的な活動が減少することもあります
つまり、内反は単なる「足首の形の問題」ではなく、患者様の生活の質(QOL)に大きく影響する症状なのです。
内反は改善できるのか
良いニュースです:「内反は、適切なリハビリによって改善することができます。」
脳卒中後の脳には、「神経可塑性」という驚異的な能力があります。これは、脳が損傷した領域の機能を、別の健全な領域で学習し直す能力のことです。つまり、脳はまだ回復する可能性を持っているのです。
内反の改善には、適切なリハビリによって、以下の点にアプローチする必要があります:
- 脳の神経回路の再教育:脳に「足首を正しい位置に保つ」という正しい指令を学習させる
- 痙縮の軽減:過度に収縮した筋肉の緊張を緩和する
- 足首の可動性の回復:固くなった関節を柔軟にする
- 歩行パターンの再学習:正しい歩き方を脳と身体に学習させる
内反の改善方法:従来の治療と最新のアプローチ
従来の治療方法
医療保険下では、以下のような治療が一般的です:
- ストレッチング:収縮した筋肉を伸ばす
- 装具療法:足首用の装具を装着して、足を正しい位置に保つ
- ボツリヌス毒素注射:過度に収縮した筋肉の働きを一時的に抑制する
これらの方法は効果がありますが、根本的な「脳の神経回路の改善」にはアプローチしていないため、一時的な改善に留まることがあります。
ナッセボディワークスが提供する最新アプローチ:IVES療法
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚では、IVES(アイビス:電気刺激装置)を用いた先進的な治療法を提供しています。
IVES療法の特徴:
- 患者様の意思と電気刺激を同期:あなたが「足首を動かそう」と思ったときに、同時に電気刺激を与えます
- 脳の神経回路を再教育:反復的な刺激により、脳が「正しい足首の動き」を学習し直します
- 痙縮の根本的な軽減:従来の治療では対応しきれない、深い部分の筋肉の過度な収縮にアプローチします
IVESと従来の装具療法の違い:
装具療法は「足を外部から正しい位置に保つ」という対症療法ですが、IVES療法は「脳そのものを治療して、脳が正しい指令を送れるようにする」という根本治療です。
実例:IVES療法で改善した患者様
患者様:70代男性、脳卒中発症後10ヶ月
治療前:足が内反し、歩行時に足首が不安定。大きな装具を使用していたため靴も履きにくく、毎日不安を感じながら歩いていた。
IVES療法2ヶ月継続後:足の内反が軽減し、歩行がより安定。大きな装具も使用せず歩けるようになり、普通の靴が履けるようになった。
改善のポイント:脳が反復的な刺激を通じて、「歩くときの足首の使い方」を神経パターンとして再学習したことで、内反が根本的に改善されました。
内反を予防・改善するためのセルフケア
専門家によるリハビリと同時に、ご自宅でも実践できることがあります:
- 毎日のストレッチ:朝晩、足首を優しく伸ばすストレッチを習慣にしましょう
- 足首の運動:ベッドに寝転んだ状態で、足首をゆっくり動かす運動を毎日実施する
- 正しい靴の選択:足首をサポートする靴を選び、内反を悪化させないようにする
- 定期的なセラピストの相談:自分で判断せず、定期的に専門家にアドバイスを受ける
重要:セルフケアだけでは根本的な改善は難しいケースが多いです。必ず専門家のサポートを受けることをお勧めします。
内反かもしれないと思ったら
よくあるご質問
Q1:内反は必ず起こるのですか?
A:いいえ。脳卒中の種類や、損傷を受けた脳の部分によって、内反が起こる患者様と起こらない患者様がいます。
ただし、麻痺がある患者様の多くが、何らかの程度の内反を経験することが多いです。
Q2:発症から1年以上経っていますが、今から内反を改善できますか?
A:はい、改善可能です。脳の神経可塑性は、発症後1年以上経過していても活動しています。実際、ナッセボディワークスには、発症後数年経過した患者様でも改善を実現されている例があります。
Q3:装具をしていますが、IVESを受けることはできますか?
A:はい、できます。装具は「内反の悪化を防ぐ」のに有効で、IVES療法は「根本的な改善を目指す」ものです。
両者は相補的に機能し、組み合わせることでより効果的な治療が可能です。詳しくはご相談ください。
まとめ:内反は改善できる後遺症です
脳卒中によって起こる「内反」は、最初は戸惑いと不安をもたらすかもしれません。
しかし、医学的には、適切なリハビリテーション、特に脳の神経回路を直接改善するIVES療法によって、有意な改善が期待できる症状です。
「足が内反しているから、もう改善しない」「一生この状態が続くのか」——そうした不安は、医学的な根拠を持ちません。あなたの脳はまだ、学習し、回復する能力を持っています。
内反でお悩みなら、ぜひナッセボディワークスの専門家にご相談ください。あなたの改善の可能性は、思っているよりもずっと大きいはずです。
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「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。
一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。
「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」
を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、
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