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筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは?症状・原因・リハビリの考え方をわかりやすく解説

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筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、運動神経が徐々に障害されていく進行性の神経難病です。

近年ではメディアで取り上げられる機会も増え、名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ALSの基本的な仕組みや症状、進行の特徴、そしてリハビリの考え方について、専門的な内容をできるだけわかりやすく解説します。

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筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは?

筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis:ALS)は、
「筋肉を動かすための神経(運動ニューロン)」が徐々に壊れていく病気です。

運動ニューロンとは、脳からの「動け」という指令を筋肉に伝える役割を担っています。
この神経が障害されることで、筋肉がうまく動かせなくなり、やがて筋力低下や筋萎縮(筋肉がやせること)が起こります。

重要なポイントとして、ALSでは基本的に感覚(触った感じや痛みなど)は保たれることが多いという特徴があります。

主な症状

ALSの症状は人によって異なりますが、代表的なものは以下の通りです。

  • 手足の力が入りにくい(筋力低下)
  • 筋肉がやせてくる(筋萎縮)
  • 手足の動きがぎこちない
  • 言葉が話しづらい(構音障害)
  • 飲み込みにくい(嚥下障害)
  • 筋肉のぴくつき(筋線維束攣縮)

初期には「片手が動かしにくい」「つまずきやすい」といった軽い症状から始まることも多く、徐々に全身へと広がっていきます。

ALSの原因

ALSの原因は、現時点では完全には解明されていません。

一部には遺伝的な要因が関係する「家族性ALS」もありますが、多くは原因不明の「孤発性ALS」とされています。

近年の研究では、以下のような要因が関係している可能性が示唆されています。

  • 神経細胞内のタンパク質異常
  • 酸化ストレス
  • 炎症反応
  • 遺伝子変異

ただし、これらは単独ではなく複合的に関与していると考えられています。

進行の特徴

ALSは進行性の疾患であり、時間とともに筋力低下が広がっていきます。

一般的には、発症から数年かけて歩行や日常生活動作が難しくなり、呼吸に関わる筋肉も弱くなることで呼吸障害が出現します。

ただし、進行のスピードや症状の出方には個人差が大きく、一概に経過を予測することは難しいとされています。

治療とリハビリの考え方

現時点ではALSを根本的に治す治療は確立されていませんが、
進行を遅らせる薬物療法や症状を和らげる対症療法が行われます。

リハビリテーションにおいて重要なのは、「機能を回復させる」というよりも、今ある機能をできるだけ長く維持することです。

具体的には以下のようなアプローチが行われます。

  • 関節の動きを保つための運動
  • 筋力低下を考慮した安全な運動
  • 疲労をためない活動量の調整
  • 福祉用具の活用(装具・車椅子など)
  • 呼吸機能のサポート

過度な負荷はかえって筋肉や神経に負担をかける可能性があるため、「やりすぎない」ことが非常に重要です。

ナッセボディワークスでできるアプローチ

ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚では、ALSの方に対しても状態に応じたリハビリを提供しています。

具体的には、筋肉や関節への過剰な負担を避けながら、
姿勢調整や動作の効率化を図ることで、日常生活での動きやすさを維持することを目指します。

ALSは指定難病に分類されるため、在宅でも医療保険を利用したリハビリを受けることができ、
費用負担を抑えながら支援を受けられる体制が整っています。

それでも自費リハビリを選択する意義としては、
例えば、「歩く力をできるだけ長く保ちたい」という目標に対しては、
体重の一部を支えながら歩行練習ができる免荷装置(アンウェイ)を活用することで、
関節や筋肉への負担を抑えつつ、安全に歩行機会を確保することが可能です。

ALSに対する運動療法では、「過度な負荷を避けつつ継続すること」が重要とされており、
その点において体重免荷を用いた歩行練習は理にかなった方法の一つです。

また、呼吸や体幹機能へのアプローチ、疲労管理も含めて、その方の生活背景に合わせたリハビリプログラムを個別に設計しています。

「まだできること」を最大限に引き出しながら、その人らしい生活を支えることを大切にしています。

そういった意味でも、診断早期からのリハビリの開始は、その人のできることを長く維持するためには有効な手段の一つといえます。

まとめ

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、運動神経が障害されることで筋力低下や筋萎縮が進行する難病です。

完治は難しい疾患ではありますが、適切なリハビリや環境調整によって、生活の質を維持・向上させることは可能です。

大切なのは、「できなくなったこと」に目を向けるだけでなく、「今できること」をどう活かしていくかという視点です。

症状や生活でお困りのことがあれば、専門家に相談しながら、ご自身に合った方法を見つけていきましょう。

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「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。

ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。

一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。

「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」 を整理するだけでも構いません。
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小栢 崇裕

【監修者】

株式会社ナッセ / 理学療法士
小栢 崇裕(オガヤ タカヒロ)

プロフィール
新卒で回復期リハビリテーション病院に入職。
その後、2018年4月にナッセへ訪問リハビリ・デイサービス機能訓練指導員として入職。
デイサービスリハビリ部門リーダーとして約20名のセラピストマネジメントやリハビリデータの収集・解析・フィードバックも行う。
研究業績
・第2回日本予防理学療法学術集会
・第36回東京都理学療法学術大会
・回復期リハビリテーション病棟協会 第31回研修大会in岩手