コラム COLUMN
重症筋無力症とは?症状・原因・リハビリの考え方をわかりやすく解説
「最近、まぶたが下がってくる」
「夕方になると体がだるくて動きにくい」
こうした症状がある場合、重症筋無力症という病気の可能性があります。
重症筋無力症は、筋肉そのものではなく「神経と筋肉のつながり」に問題が生じることで、力が入りにくくなる疾患です。
本記事では、症状や原因、そしてリハビリの考え方についてわかりやすく解説します。
重症筋無力症とはどんな病気?
重症筋無力症は、神経から筋肉へ命令を伝える仕組みがうまく働かなくなることで、筋力低下が起こる自己免疫疾患です。
通常、脳からの指令は神経を通って筋肉に伝わり、筋肉が収縮することで体を動かします。
しかし重症筋無力症では、この「神経と筋肉の接合部(神経筋接合部)」に異常が起こり、指令がうまく伝わらなくなります。
その結果、筋肉に力が入りにくくなり、特に繰り返し動作や長時間の活動で症状が強くなるのが特徴です。
主な症状
重症筋無力症の症状は人によって異なりますが、以下のような特徴があります。
- まぶたが下がる(眼瞼下垂)
- 物が二重に見える(複視)
- 話しにくい、声がかすれる
- 食べ物が飲み込みにくい
- 手足に力が入りにくい
- 疲れると症状が悪化し、休むと回復する
特に重要なのは、「朝は比較的動けるが、夕方になると悪化する」という日内変動です。
この特徴は診断のヒントにもなります。
原因は「自己免疫の異常」
重症筋無力症は、体を守るはずの免疫が誤って自分自身を攻撃してしまう「自己免疫疾患」です。
具体的には、筋肉側にある受容体(アセチルコリン受容体など)を攻撃する抗体が作られ、神経からの信号が伝わりにくくなります。
また、胸の奥にある「胸腺」という臓器の異常(過形成や腫瘍)が関係している場合もあります。
治療はどんなことをする?
治療は主に以下のような方法で行われます。
- 薬物療法(抗コリンエステラーゼ薬、免疫抑制剤など)
- 胸腺摘出術(適応がある場合)
- 免疫療法(ステロイドや免疫グロブリン療法など)
これらにより症状のコントロールは可能ですが、完全に治癒するというよりは「うまく付き合いながら生活する」ことが重要になります。
リハビリで重要なポイント
重症筋無力症のリハビリは、他の筋力低下とは少し考え方が異なります。
単純に「筋トレをして鍛える」というよりも、以下の点が重要です。
- 疲労をためすぎない運動量の調整
- 症状が出にくい時間帯の活用
- 効率的な体の使い方の習得
- 呼吸や姿勢の改善
無理なトレーニングはかえって症状を悪化させる可能性があるため、
「どこまでなら安全に動けるか」を見極めることが非常に大切です。
ナッセボディワークスでのアプローチ
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚では、重症筋無力症の方に対しても、その日の状態に応じた個別のリハビリアプローチを行っています。
単なる筋力トレーニングではなく、神経と筋肉のつながりを意識した運動や、疲労を最小限に抑えながら動作効率を高める練習を中心に進めていきます。
また、「できること」を増やすだけでなく、「疲れにくく生活する方法」を身につけることも重要なポイントです。
まとめ
重症筋無力症は、神経と筋肉の伝達に問題が起こることで筋力低下が生じる病気です。
特徴としては「疲れると悪化し、休むと回復する」という点があり、日常生活にも大きな影響を与えます。
適切な治療とリハビリを組み合わせることで、症状をコントロールしながら生活の質を高めることは十分可能です。
「最近、疲れやすくなった」「力が入りにくい」と感じている方は、一度専門家に相談してみることをおすすめします。
当施設でも無料相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。

「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。
一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。
「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」
を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、
LINEでの無料相談をご用意しています。
また、実際のリハビリの考え方や現場の雰囲気は、
文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
センター長自身が解説しているYouTubeチャンネルでは、
日常生活での困りごとやリハビリの視点についても発信しています。