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神経の可塑性ってなに?リハビリで「回復する理由」をわかりやすく解説

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リハビリの現場でよく出てくる言葉に「神経の可塑性」というものがあります。

ただ、実際にはこんな疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。

  • 神経の可塑性ってそもそも何?
  • 本当に体は良くなるの?
  • リハビリとどう関係しているの?

この記事では、「神経の可塑性とは何か?」をできるだけ分かりやすく解説しながら、リハビリにおいてなぜ重要なのかをお伝えします。

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神経の可塑性とは?

神経の可塑性とは、簡単にいうと

「脳や神経が経験や繰り返しによって変化する力」のことです。

専門的には神経可塑性(しんけいかそせい)と呼ばれます。

もう少しイメージしやすく言うと、

「使えば使うほど、その動きや感覚がうまくなる仕組み」です。

どんな変化が起きているのか

脳の中では、目に見えないレベルで次のような変化が起きています。

  • 神経同士のつながりが強くなる
  • 使われる回路が効率化される
  • 別の場所が機能を代わりに担う

つまり、

「よく使う回路は強くなり、使わない回路は弱くなる」

というシンプルなルールで体は変化していきます。

身近な例で考えてみる

神経の可塑性は特別なものではなく、日常の中でも起きています。

  • 自転車に一度乗れるようになると忘れにくい
  • スマホ操作がどんどん速くなる
  • スポーツのフォームが安定してくる

これらはすべて、繰り返しによって神経回路が強化された結果です。

リハビリで重要な理由

脳卒中などで体に麻痺が出た場合、

「壊れた神経が元に戻る」というよりも、

「残っている神経を使って新しい回路を作る」

ことが回復の本質になります。

ここで重要になるのが神経の可塑性です。

リハビリでは、この性質を利用して

  • 麻痺した手足を繰り返し使う
  • 正しい動きを反復する
  • 感覚を意識して刺激する

ことで、脳に新しい学習を起こしていきます。

よくある誤解

神経の可塑性については、いくつか誤解もあります。

①時間が経つともう変わらない?

結論から言うと、時間が経っても変化の可能性はあります。

確かに急性期のほうが変化は出やすいですが、慢性期でも適切な刺激があれば変化は起こります。

②リハビリはやればやるほどいい?

量だけでなく「質」も重要です。

間違った動きを繰り返すと、その間違いも学習されてしまいます。

神経の可塑性を引き出すポイント

より効果的に神経の可塑性を引き出すためには、次のポイントが重要です。

  • 意識して行う(なんとなくやらない)
  • 繰り返す(頻度を確保する)
  • 実際の生活で使う(実用性)

特に重要なのは、

「できるだけ日常生活の中で使うこと」です。

トレーニングだけで終わらず、生活の中で使うことで神経はより強く結びつきます。

まとめ

神経の可塑性とは、

「脳や神経が経験によって変化する力」です。

この性質があるからこそ、リハビリによって体の使い方は変わっていきます。

逆に言えば、

使わない機能はどんどん弱くなる

ということでもあります。

「もう良くならない」とあきらめるのではなく、

「どう使えば変わるのか?」という視点を持つことが大切です。

もしリハビリの方向性に悩んでいる方は、一度専門的な視点での評価を受けてみることをおすすめします。

当施設でも、神経の可塑性を踏まえたリハビリを提供しています。お気軽にご相談ください。

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小栢 崇裕

【監修者】

株式会社ナッセ / 理学療法士
小栢 崇裕(オガヤ タカヒロ)

プロフィール
新卒で回復期リハビリテーション病院に入職。
その後、2018年4月にナッセへ訪問リハビリ・デイサービス機能訓練指導員として入職。
デイサービスリハビリ部門リーダーとして約20名のセラピストマネジメントやリハビリデータの収集・解析・フィードバックも行う。
研究業績
・第2回日本予防理学療法学術集会
・第36回東京都理学療法学術大会
・回復期リハビリテーション病棟協会 第31回研修大会in岩手