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家族のための脳卒中片麻痺ガイド 退院後でも「支えすぎない介助」が分かる 見守りと声かけのコツ(伊丹・宝塚)

コラム

退院後、いちばん頑張っているのはご本人です。
一方で同じくらい、ご家族も頑張っています。
「転ばせたくない」「できるだけ回復につながる関わり方をしたい」そう思うほど、力が入りやすいからです。

そして家族の悩みは、意外と似ています。
「支え方が分からない。」
「どこまで手伝っていいか迷う。」
「声をかけると嫌がられる時がある。」
「見守りが続いて疲れてくる。」
この記事では、退院後のご家族が整理しやすいポイントを、実践的にまとめます。

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最初に知っておきたいのは「介助はゼロにするものではない」という考え方です

介助は、減らすこと自体が目的になりやすいのですが、実際は「生活が回る形」を作るための調整です。
今日の安全を守りながら、明日の選択肢を増やす。
そのために介助量を調整する、という視点を持つと気持ちが楽になります。

支えすぎを防ぐための、家族のチェックポイント

ご家族が手を出しすぎてしまうのは自然な反応です。
これまでの身体の状態とは大きく変わっているので、仕方がない反応だと思います。

また、転んでしまったりしたら大変だから、特に手を出しすぎてしまうなどもあると思います。

ただ、毎回フルサポートになると、ご本人が「自分のタイミング」を作る機会が減ってしまうことがあります。
そこで、次の観察ポイントが役に立ちます。

  • 本人が自分で動き始める「間」を待てているか
  • 支える位置が毎回変わっていないか(本人が迷いやすい)
  • できた動作を途中で取り上げていないか(途中まで自分でやれている場面)
  • 本人が疲れて崩れる前に休憩を入れられているか

手を出しすぎることはかえって、本人の動くきっかけを失ってしまうことにつながる場合もあります。
反対に家族にも負担が増えてしまうため、お互いにとって良くないことになってしまいます。

声かけは「正しさ」より「次の一手」が伝わると進みやすいです

退院後は、本人も家族も余裕が減りがちです。
そのときに増えやすいのが「注意する声かけ」です。
もちろん、危険なときは止める必要があります。
ただ、日常の多くは「次にどうすればいいか」が伝わる方が、本人は動きやすくなります。

使いやすい声かけの例

  • 「ゆっくりでいいよ」より「まず一度止まって、次に一歩出そう」
  • 「気をつけて」より「足元を見てから、段差をまたごう」
  • 「手伝うよ」より「どこを支えたら安心?」

病院にいる時にはできたことも、これまで住み慣れた生活環境の方が不慣れになってしまっている場合もあります。
環境が変わったことでできなくなっているが、ゆっくりと確認しながら行うことでできるようになっている場合もあります。

家の環境は「転ばない家」より「練習しやすい家」を目指します

転倒を避けたい気持ちは当然です。
ただ、危険をゼロにするために動かない生活になると、生活範囲が小さくなりやすいです。
現実的には「安全に動ける場所を作る」ほうが続きやすいです。

  • よく通る動線の床を整える(ラグ、コード、滑りやすいマットの見直し)
  • 夜間の照明を増やす(トイレまでの動線)
  • 練習する場所を決める(手すりがある場所、椅子の高さ)
  • 疲れたらすぐ座れる場所を作る

家族だけで背負わない方がいい分岐点

ご家族が頑張り続けるほど、限界が来る前に小さなサインが出ます。
次のような状態がある場合は、専門家に相談して役割分担を作ったほうが、結果的に家庭が安定しやすくなります。

  • 見守りが常に必要で、家族が家事や仕事に集中できない
  • 介助を巡って、本人と家族の言い合いが増えてきた
  • 外出が減り、本人の気分が落ち込みやすくなっている
  • つまずきやヒヤッとする場面が増え、家族の不安が強い
  • 「何を優先すべきか」が分からず、毎日が行き当たりばったりになる

当施設では、LINEで状況整理の相談を受け付けています。
「家族として、どこまで手伝うのが良いか」を一緒に整理するだけでも大丈夫です。

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ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚の関わり方

当施設では、最初にカウンセリングで現状と目標を深く確認します。
ご本人の目標だけでなく、ご家族の困りごとも具体的に言葉にして整理します。
そのうえで、必要なリハビリを一から構成します。

  • 家の中で危ない場面を特定し、優先順位を決める
  • 介助量の調整(どこを支えるか、どこは待つか)を具体化する
  • 目標に合わせて、歩行を中心に練習の組み立てを作る

もちろん、リハビリを行うことで、身体的な機能改善だけでなく、実際の生活環境に合わせた適切なアドバイスを行うことができます。
これらによっても、そもそもの介助負担が減るようなって、自立して動ける場面を増やすことが本人、家族にとってもうれしいことだと考えます。

まとめ

  • 介助はゼロにすることより「生活が回る形」を作る調整として考えると楽になる
  • 支えすぎを防ぐには、待つ間、支える位置、休憩の入れ方がポイントになる
  • 声かけは注意より「次の一手」が伝わると動きやすい
  • 家族の負担が増えたら、早めに専門家へ相談して役割分担を作ると安定しやすい
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「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。

ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。

一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。

「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」 を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、 LINEでの無料相談をご用意しています。

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また、実際のリハビリの考え方や現場の雰囲気は、
文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
センター長自身が解説しているYouTubeチャンネルでは、
日常生活での困りごとやリハビリの視点についても発信しています。

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小栢 崇裕

【監修者】

株式会社ナッセ / 理学療法士
小栢 崇裕(オガヤ タカヒロ)

プロフィール
新卒で回復期リハビリテーション病院に入職。
その後、2018年4月にナッセへ訪問リハビリ・デイサービス機能訓練指導員として入職。
デイサービスリハビリ部門リーダーとして約20名のセラピストマネジメントやリハビリデータの収集・解析・フィードバックも行う。
研究業績
・第2回日本予防理学療法学術集会
・第36回東京都理学療法学術大会
・回復期リハビリテーション病棟協会 第31回研修大会in岩手