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「家で何をすればいいかわからない」脳梗塞後に行うべきリハビリの優先順位

コラム

退院が決まった瞬間から、不安の種類が変わります。

病院では予定が組まれていて、誰かが見てくれていました。

歩いたりいどうするところも平坦で動きやすかった。

ところが自宅に戻ると、急にこう思う方が増えます。

  • 結局、家では何をすればいいのだろう
  • 歩けるけれど、転びそうで怖い
  • 家族は支えたいが、正しい手伝い方が分からない
  • 頑張るほど体が固まる気がして、やる気が落ちる

ここで大事なのは、気合いではなく「優先順位」です。

自宅は病院と違い、環境も動線も毎日違います。

だからこそ、退院後はやることを増やす前に、まず整理しておく方が安心につながります。

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退院後にまず押さえたいのは「歩く距離」より「安全の形」です

歩行は、筋力だけで決まるものではないと報告されています。

左右差、バランス、タイミング、持久力、注意の向け方などが組み合わさるためです。

そのため退院直後は「何メートル歩くか」よりも、次のような点を押さえることが、結果的に外出へつながりやすくなります。

  • 立ち上がりで麻痺側にも体重が乗るか
  • 歩き始めの一歩目でふらつきが出ないか
  • 止まる、方向転換で足が絡まないか
  • 疲れたときに急にフォームが崩れないか

実際に自宅リハビリとして行うことも良いですが、上記のような動きは日常の中で何度も繰り返されていることが多い動作です。

つまり退院直後は特に、日常に溶け込むように動作を意識して取り組むことが重要です。

自宅リハビリでやりがちな落とし穴

これは誰かが悪いわけではなく、退院後の自然な流れとして起きやすいことです。

メニューを増やしすぎて続かない

動画やSNSで体操を集めるほど、逆に迷いが増えます。

やることが多いと「どれが効いているのか」も分かりにくく、疲れだけが残ることがあります。

家族が支えすぎて、本人のタイミングが育ちにくい

転倒が心配で、つい手が出るのは当然です。

ただ、毎回同じ場所を同じ支え方で補助していると、本人が自分のバランスを作る機会が減ってしまうことがあります。

怖さを避けるほど、生活範囲が狭くなる

外出をしないほうが安全に見えても、生活範囲が狭くなると、体力や自信が育ちにくくなる場合があります。

怖さの正体を分解して、小さくクリアしていく設計が大切です。

セルフケアだけで抱え込まない方がいい分岐点

自宅でできることはたくさんあります。一方で、次のような状態がある場合は、セルフケアを続けながら悩むより、専門家と一緒に歩行や動作を整理したほうが安心につながりやすいです。

  • ヒヤッとする場面が増え、本人が動くのを避け始めた
  • 歩くほど左右差が強くなり、麻痺側が固まる感じが増える
  • つまずきや膝折れがあり、家族が支えるのが怖くなってきた
  • 自主練をしているのに、何を指標にすればいいか分からない

このようなときは「頑張り方」を変えるタイミングです。動作を分解して、狙いを絞り、安全に反復できる形に組み替えることで、気持ちにも余裕が出やすくなります。

もし「今の状態をどう整理すればいいか」だけでも確認したい方は、途中の段階でLINEから相談できます。

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ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚が大切にしている組み立て方

当施設では、最初にカウンセリングで現状と目標を深く確認し、現状を丁寧に説明した上で、目標達成に本当に必要なリハビリを一から構成します。

退院後の方で多い目標は、たとえば次のように生活ベースです。

  • 家の中を見守り程度で移動したい
  • 玄関の出入りを怖がらずにしたい
  • 近所まで外出して、買い物に行ける準備をしたい
  • 家族の介助量を少しずつ減らしていきたい

歩行の反復を積み上げるために アンウェイを活用する場面もあります

歩行は「安全」と「反復」がそろうほど、練習が積み上がりやすくなります。

免荷歩行装置アンウェイは、転倒リスクを抑えながら歩行練習を行いやすく、歩行の土台づくりに役立つことがあります。

麻痺側の参加を引き出す選択肢として IVESを取り入れることもあります

麻痺側は、動かそうとしても出力が出にくい場面があります。

状況に応じて、IVES(アイビス)を運動参加のきっかけづくりとして取り入れることがあります。

大切なのは、機器を使うこと自体ではなく、目標動作にどう結びつけるかという設計です。

まとめ

  • 退院後は「何をするか」より「何を優先するか」で迷いが減りやすい
  • 歩行は距離よりも 安全な形 立ち上がり 一歩目 方向転換が土台になりやすい
  • ヒヤッとする場面が増える 左右差が強まるときは 専門家と組み替える価値が高い
  • 当施設はカウンセリングで目標を深掘りし 必要なリハビリを一から構成する

「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。

ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。

一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。

「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」 を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、 LINEでの無料相談をご用意しています。

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また、実際のリハビリの考え方や現場の雰囲気は、
文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
センター長自身が解説しているYouTubeチャンネルでは、
日常生活での困りごとやリハビリの視点についても発信しています。

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小栢 崇裕

【監修者】

株式会社ナッセ / 理学療法士
小栢 崇裕(オガヤ タカヒロ)

プロフィール
新卒で回復期リハビリテーション病院に入職。
その後、2018年4月にナッセへ訪問リハビリ・デイサービス機能訓練指導員として入職。
デイサービスリハビリ部門リーダーとして約20名のセラピストマネジメントやリハビリデータの収集・解析・フィードバックも行う。
研究業績
・第2回日本予防理学療法学術集会
・第36回東京都理学療法学術大会
・回復期リハビリテーション病棟協会 第31回研修大会in岩手