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麻痺があっても「手を使う仕事に戻れる」復職準備の上肢リハビリの考え方

コラム

「歩くほうは何となく道筋が見えてきた。でも手が追いつかない。仕事はPCだから、戻れる気がしない」

退院が近づくと、こうした不安が一気に現実になります。

ご本人は焦りやすく、ご家族も「手が動かないなら無理なのでは」と心配になりがちです。

ただ、復職は「指が完璧に動くか」だけで決まるものではありません。

仕事で必要な動きは、工夫や順序で組み立て直せる部分が多いからです。

この記事では、脳卒中片麻痺の退院後に、上肢を復職につなげるための考え方を、なるべく具体的に整理します。

読むことで「次に何を決めればいいか」が見えるように作りました。

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復職の上肢は「動作」ではなく「業務の場面」で分解すると整理しやすい

最初におすすめしたいのは、仕事内容を上肢の場面に分けることです。

ここからは事実として、上肢の復帰は「使う場面が具体的」なほど、練習の狙いが定まりやすい傾向があります。

  • PC操作(キーボード、マウス、タッチパッド、ショートカット)
  • 書く作業(署名、メモ、チェック、押印)
  • 持つ運ぶ(書類、PC、荷物、傘)
  • スマホ操作(認証、電話、チャット)
  • 身だしなみ(着替え、ボタン、ベルト、整髪)

そして次に
「麻痺側の手を主役にするのか」
「支える役にするのか」
を決めます。

退院直後はここが曖昧なまま練習が増え、疲れて継続が難しくなるケースが少なくありません。

自宅での自主練は「2つの土台」を優先する

復職準備の自主練は、数を増やすより、仕事に近い形で反復できる内容に絞るほうが続きやすいです。

これがいわゆる課題指向型のリハビリとなります。

上記でどのような場面で使用するのか、想定できた上で、まずは土台を安定化させていくことが重要です。

土台1 姿勢と肩まわりの位置を整える

腕は肩甲骨と体幹の安定があるほど、手指の操作が出やすくなります。

机上作業が長い仕事ほど、姿勢の崩れが麻痺腕の操作性に影響しやすいです。

  • 椅子と机の高さを想定し、肩がすくまない高さを確保する
  • 肘をどこに置くと手が動かしやすいかを決める
  • 疲れると肩が上がる場合は、休憩のタイミングを先に決める

姿勢を整えるというのは腕を動かす上では思っている以上に大切です。

椅子の高さ、腕の置き場、緊張の高まりなど、普段だとそこまで気にしない部分かもしれませんが、
麻痺がある場合にはこれらの土台を整えていくことは復職準備に向けてイメージしておくことは重要です。

土台2 麻痺側は「参加の役割」を固定する

麻痺側を使うことが目的化すると、生活や仕事に結びつきにくいことがあります。

麻痺の程度にもよるところが大きいですが、冒頭に書いたように動かない腕だとしたときに、麻痺腕を使えるようにすることばかりに拘ってしまうと、仕事復帰が遠のいてしまう可能性があります。

ともかく復職することが目的となるならば、麻痺側はまず「業務が進む役割」を持つだけで十分な一歩になることがあります。

  • 書類を押さえる、ファイルを開く、紙をそろえる
  • 机上で物の位置を決める
  • 軽い荷物を持つことができる

逆に言うならば、これらをおこなう際に邪魔にならないようにする、支えとして機能する、ということを目指すという観点も必要になる可能性があります。

一人で頑張り続ける前に 相談した方がよい分岐点

自主練は大切です。

ただ、次の状態がある場合は、自己流の積み上げより先に、専門家と一緒に整理する価値が高いです。

  • 肩や手首に痛みが出て、作業量を上げられない
  • 力を入れるほど手指が固まり、作業が遅くなる
  • 何を練習すればいいか情報が多すぎて迷子になっている
  • 仕事の場面に合わせた調整(机、道具、役割)が決まらない

上のケースでは、筋力不足だけでなく、関節位置や感覚入力、タイミングのズレが絡んでいる可能性があります。

こうした部分は、評価にもとづく調整が入ると、練習の質が上がりやすいです。

もし「私の場合はどこから整理すればいいか」だけでも確認したい方は、公式LINEから相談できます。

公式LINEで復職の上肢準備を相談する

ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚の自費リハビリでの組み立て

当施設では、最初にカウンセリングで現状と目標を深く確認し、現状を丁寧に説明した上で、目標達成に必要なリハビリを一から構成します。

復職に合わせて「評価の観点」を仕事仕様にする

  • 机上作業に耐えられる姿勢保持と疲労の出方
  • 必要な操作(つかむ、離す、押す、滑らせる)の優先順位
  • 麻痺側の役割設計(主役か支え役か、どこまで担うか)

IVES(アイビス)を使う場合もある

状況に応じて、電気刺激IVES(アイビス)を、随意運動のきっかけづくりとして活用することがあります。

随意運動と刺激を結びつける考え方は研究でも扱われています。

狙う動作課題が明確なときほど、練習への参加が作りやすくなる場合があります。

また上肢と下肢は全く関連しないものではありません。
むしろ関連が深く、そこの連動性を活かしたリハビリを行うことも、上肢機能の改善には有効になる場合があります。

上下肢ともにリハビリでチェックして、課題に対して適切なアプローチを選択いていきましょう。

まずは予約の前に 公式LINEで相談

いきなり通うかどうかを決めなくても大丈夫です。LINEで次のアドバイスを受け取れます。

  • 仕事内容を上肢で分解するた
  • 麻痺側の役割を決める考え方(主役 支え役の設計)
  • 痛みや固まりが出たときの整理ポイント

公式LINEで相談する

まとめ

  • 復職の上肢は「業務場面」で分解すると、狙いが定まりやすい
  • 自主練は姿勢と肩の位置、麻痺側の役割固定から始めると続きやすい
  • 痛み 固まり 迷いが強い場合は、専門家と評価にもとづき組み直す価値が高い
  • 当施設はカウンセリングで目標を深掘りし、必要なリハビリを一から構成する
  • LINEで相談で相談してみて下さい  https://lin.ee/N81c8Zg

「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。

ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。

一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。

「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」 を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、 LINEでの無料相談をご用意しています。

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また、実際のリハビリの考え方や現場の雰囲気は、
文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
センター長自身が解説しているYouTubeチャンネルでは、
日常生活での困りごとやリハビリの視点についても発信しています。

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小栢 崇裕

【監修者】

株式会社ナッセ / 理学療法士
小栢 崇裕(オガヤ タカヒロ)

プロフィール
新卒で回復期リハビリテーション病院に入職。
その後、2018年4月にナッセへ訪問リハビリ・デイサービス機能訓練指導員として入職。
デイサービスリハビリ部門リーダーとして約20名のセラピストマネジメントやリハビリデータの収集・解析・フィードバックも行う。
研究業績
・第2回日本予防理学療法学術集会
・第36回東京都理学療法学術大会
・回復期リハビリテーション病棟協会 第31回研修大会in岩手