コラム COLUMN
麻痺があっても「仕事復帰」はできる 通勤と疲労を見据えた準備の進め方
「脳卒中のあとでも、仕事に戻れるだろうか」
本人にとっても家族にとっても、これは生活の軸に関わる大きなテーマです。
一方で、復職は気合いだけで押し切ると、疲労の積み上げや不安が強まり、結果として生活全体が苦しくなることがあります。
この記事では、退院後の復職準備を「何から手を付けると整理しやすいか」という視点でまとめます。
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復職は「職種」ではなく「場面」で分解すると道筋が見える
復職の準備は、まず仕事内容を場面に分けるところから始まります。
- 通勤(歩行 路面 乗り換え エスカレーター 階段)
- 職場内移動(トイレ 給湯室 会議室)
- 机上作業(手の操作 姿勢の保持 集中)
- 対人場面(会話 疲労時の対応)
- 残業や突発対応(余力が必要)
事実として、脳卒中後は運動面だけでなく、疲労しやすさや注意の配分が変わる方もいます。
また、片麻痺の程度によっては手の麻痺や高次脳機能障害によって、これまで通りに作業をこなすことが難しくなっていることがあります。
特に高次脳機能障害がある場合には、本人及び他者もその症状に気づきにくい場合があり、正しく判断する必要があります。
今回は上肢や高次脳機能障害については触れず、移動やそれに伴う疲労について紹介します。
家で優先しやすいのは「疲労の見える化」です
復職に向けて大切なのは、頑張り量を増やす前に、疲労の出方を把握することです。
家族と共有しやすい観察ポイント
- 午後になると歩幅が小さくなる つまずきが増える
- 立ち座りが雑になり ふらつきが増える
- 会話中に姿勢が崩れやすい
- 翌日に疲労が残り 活動が落ちる
どの場面で疲労が出やすいのかを確認する必要があります。
脳梗塞などの場合、前述したように軽度でも高次脳機能障害などの影響もあり、注意を向け続けること自体に疲労感を感じやすくなったり、今まで通りのスケジュールで動けないストレスなど複合的な負担がかかっている可能性があります。
疲労が出やすい場面は、負担がかかりにくい姿勢や呼吸状態、身体のこわばりなども確認して少しでも負担を減らすことに目を向ける必要があります。
専門家に相談した方がよい分岐点
次のような状態がある場合は、セルフケア中心で進めるより、評価にもとづいて復職の設計を組み直す価値が高いです。
- 疲労が出ると歩き方が大きく崩れ ヒヤッとする場面がある
- 職場を想定すると移動距離や階段が不安で 具体案が立てられない
- 手の操作が遅くなり 作業効率への不安が強い
- 家族の支えが増え 生活が回りにくくなっている
復職準備は「今の状態でできる形」を作る作業です。
公式LINEにて状況整理をするだけでも構いません。
ナッセボディワークス兵庫伊丹 宝塚での支援イメージ
当施設では、カウンセリングで目標を深く確認し、現状を丁寧に説明しながら、必要なリハビリを一から構成します。
- 通勤を想定した歩行課題の整理(疲労時も含む)
- 生活全体での活動設計(休憩の入れ方 優先順位)
- 上肢も含めて作業の土台を整える(姿勢保持 呼吸方法)
どんな場面で負担がかかりやすいのか?
どうすることで負担を軽減することができるのか?
状況を整理して必要なアプローチを設計していきます。
まとめ
- 復職は職種ではなく 通勤 職場内移動 机上作業に分解すると整理しやすい
- 疲労の出方を見える化し 波を小さく積み上げると安定しやすい
- 疲労で歩きが崩れる 不安が強い場合は 専門家と再設計する価値が高い
- 当施設は目標から逆算し 歩行中心に上肢も含めて一から構成する
- LINEで相談できるので活用して下さい。 https://lin.ee/N81c8Zg
「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。
一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。
「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」
を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、
LINEでの無料相談をご用意しています。
また、実際のリハビリの考え方や現場の雰囲気は、
文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
センター長自身が解説しているYouTubeチャンネルでは、
日常生活での困りごとやリハビリの視点についても発信しています。