コラム COLUMN
脳梗塞でも旅行に行ける?外出をあきらめないための準備とリハビリの考え方
「もう旅行は難しいですよね…」
脳梗塞を経験された方やご家族から、こうした声を聞くことは少なくありません。
- 歩くのが不安定
- 長時間の移動が怖い
- トイレや段差が心配
- 体力がもつか分からない
ですが結論から言えば、状態に応じた準備ができれば、旅行は可能です。
実際に、当施設をご利用されている方の中にも、リハビリを継続しながら国内旅行や温泉旅行を再開された方がいらっしゃいます。
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脳梗塞後に旅行が不安になる理由
脳梗塞後は、片麻痺だけでなく次のような要素が影響します。
- 持久力の低下
- バランス障害
- 空間認知の偏り
- 感覚障害
- 疲労の出やすさ
特に問題になるのは「環境の変化」です。
自宅では問題なく歩けても、駅の人混みや旅館の段差、長い廊下など屋外という環境になると負荷が一気に高まります。
これは単なる筋力不足などではなく、環境適応能力の問題でもあります。
旅行を可能にするために必要なこと
① 歩行の安定性を高める
旅行では想定している以上に歩きます。
重要なのは「どれだけ歩けるか」よりも「どれだけ安定して歩けるか」です。
麻痺側への支持性が不十分だと、疲労が蓄積しやすく転倒リスクも上がります。
骨盤の位置、体幹の安定、正しい体重移動を再学習することが、外出の自信につながります。
もちろん車いすの場合でも、いつも以上に立ち座りの動作が増えるということも予想されます。
動作自体の安定性を高める意識はもっておく必要があります。
② 持久力を段階的に上げる
旅行は“非日常”です。
そのため、日常生活レベルより一段階上の負荷に耐えられる身体づくりが必要です。
リハビリでは、歩行距離だけでなく「疲労後もフォーム(歩き方)が崩れないか」を重視します。
③ 不安の正体を明確にする
ここが重要なポイントでもあります。
「なんとなく怖い」という状態では準備ができません。
- 段差が怖いのか
- 人混みが怖いのか
- トイレ動作が不安なのか
- 入浴が不安なのか
旅行先のどんなことに対して、不安を感じているのかを明確にすることで対策が可能になります。
ここを明確にすることで、
その動作ができるようにするということが目標にもなります。
また、実際にやってみると
「怖かったけどできた」
となることも少なくありません。
何が不安なのか➡模擬的にでもその動作をやってみるとどうなのか➡できないのであればどんなリハビリが必要か
こうして、順を追って丁寧にクリアしていくことで、旅行に対する不安を自信に変えていくことができます。
ナッセボディワークスでできること
当施設では、旅行を一つの“目標設定”としてリハビリを行うこともあります。
歩行練習にはアンウェイを使用し、安全に体重移動の再学習を行います。
麻痺側の筋出力が入りにくい場合には、IVES(アイビス:電気刺激治療器)を用い、随意運動と連動させて神経‐筋の再教育を行います。
また、旅行先で想定される動作(長距離歩行、方向転換、段差昇降)を具体的に練習します。
「旅行に行ける身体づくり」は、単なる歩行練習とは少し違います。
目標から逆算したリハビリが必要です。
旅行は“回復の証”ではなく“生活の延長”
旅行に行ける=完全に元通り、というわけではありません。
しかし、外出をあきらめないことは生活の質を大きく左右します。
近年のリハビリ研究では、社会参加が身体機能の維持や心理面の安定に良い影響を与えることも示されています。
旅行はリハビリの“結果”ではなく、リハビリの“目的”の一つでもあります。
まとめ
脳梗塞後でも旅行は可能です。
ただし、
- 歩行の安定性
- 持久力
- 環境への適応力
この3つを意識した準備が重要になります。
「もう無理」と決めてしまう前に、今の身体で何ができるのかを一緒に整理してみませんか。
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「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。
一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。
「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」
を整理するだけでも構いません。
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