コラム COLUMN
脳卒中の方が「無意識にやっている代償動作」|リハビリで見逃されやすいポイントとは
「歩けるようにはなったけれど、動きがぎこちない」
「リハビリを続けているのに、なぜか疲れやすい」
「家ではできている動作が、外ではうまくいかない」
脳卒中後の生活で、こうした声はとても多く聞かれます。
その背景にあることが多いのが、本人も気づかないうちに身についた代償動作です。
代償動作は、一時的には生活を助けてくれる一方で、
長期的には回復を妨げたり、別の不調を引き起こす原因になることもあります。
このコラムでは、脳卒中後によく見られる代償動作と、その見方・リハビリでの考え方について整理していきます。
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そもそも「代償動作」とは何か
代償動作とは、本来使いたい筋肉や動作がうまく使えないために、
別の部位や動きで目的を達成しようとする動きのことを指します。
脳卒中後は、麻痺・感覚障害・筋緊張の変化などが重なり、
身体は「今できる方法」を無意識に選び続けます。
その結果、
「できているように見える動作」
が、
「本来回復させたい動作とは違う形」
になってしまうことが少なくありません。
脳卒中後によく見られる無意識の代償動作
歩行時に見られる代償動作
・麻痺側の足を振り出すために体幹を大きく振る
・骨盤を引き上げるようにして足を前に出す
・健側に体重を大きくかけ続ける
・つま先が引っかからないよう、必要以上に足を持ち上げる
これらは「歩けている」ように見えますが、
実際にはエネルギー消費が大きく、疲労や痛みにつながりやすい動きです。
立ち上がり・座り動作での代償
・健側の手足に過剰に頼る
・体をねじるようにして立ち上がる
・麻痺側を使わない位置取りが固定化する
生活の中で繰り返されることで、
「麻痺側を使わないことが当たり前」になってしまうケースもあります。
上肢・手の代償動作
・肩をすくめて腕を上げる
・体幹を前後に動かして手を伸ばす
・指ではなく手全体で物を操作する
これらは、肩や首の痛み、疲労感の原因になることも少なくありません。
なぜ代償動作は見落とされやすいのか
代償動作が見落とされやすい理由の一つは、
「できている」ように見えるからです。
特に退院後は、
・日常生活が回ること
・安全に動けること
が優先されやすく、動作の質まで十分に見られないことがあります。
また、本人や家族にとっても、
「前よりできるようになった」
という実感があるため、違和感を言葉にしづらいのも特徴です。
代償動作が続くことで起こりやすい問題
代償動作が長く続くと、
・特定の部位に負担が集中する
・痛みやしびれが出やすくなる
・動作の伸びしろが小さくなる
といった問題が起こりやすくなります。
「これ以上良くならないのでは」と感じてしまう背景には、
実は代償動作の固定化が関係していることも少なくありません。
リハビリで大切なのは「できるか」より「どう動いているか」
脳卒中後のリハビリでは、
動作ができるかどうかだけでなく、
どの部位を使って、どんな順番で動いているかを見ることが重要です。
一時的に動きが小さくなったり、
「前よりできなくなったように感じる」期間があっても、
それは代償を減らし、本来の動きを取り戻す過程であることもあります。
退院後こそ、動作の「質」を見直すタイミング
退院後の生活期は、
動作の癖が最も固定化しやすい時期でもあります。
この時期に、
・どこを使いすぎているのか
・本来使いたい部分が眠ったままになっていないか
を見直すことは、長期的な生活の質に大きく影響します。
自費リハビリだからこそできる視点
保険サービスでは時間や枠の制限がある中で、
「動作の細かな質」まで深く見ることが難しい場面もあります。
自費リハビリでは、
一つひとつの動作を丁寧に観察し、
代償動作の背景にある身体の使い方や感覚の問題まで掘り下げることが可能です。
「歩けてはいるけれど、これでいいのか不安」
そんな方にこそ、一度立ち止まって見直す価値があります。
おわりに
脳卒中後の代償動作は、
「頑張って生活してきた証」でもあります。
だからこそ、否定するのではなく、
今の身体に合った次の一歩を一緒に考えることが大切です。
もし、
「この動き方でいいのか分からない」
「リハビリが頭打ちになっている気がする」
と感じているなら、動作の質に目を向けることが、新しいヒントになるかもしれません。
ナッセボディワークスでは、
脳梗塞、脳出血の方の動作を
代償が出ている理由
に注目して評価し、リハビリを行っています。
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そんな時点での相談も大歓迎です。
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「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。
一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。
「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」
を整理するだけでも構いません。
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文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
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