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「最近、疲れやすくなった気がする」 ~脳卒中後に起こりやすい体力低下の正体と向き合い方~

コラム

脳卒中を経験された方や、そのご家族から、こんな声をよく聞きます。
「以前よりも疲れやすくなった気がする」
「少し動いただけなのに、休まないと続かない」

検査では大きな異常がない。
でも、日常生活では確実に“しんどさ”を感じている。
この状態は、決して珍しいものではありません。

今回は、脳卒中後に起こりやすい体力低下について、
原因を整理しながら、向き合い方の考え方をお伝えします。

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脳卒中後の「疲れやすさ」は気のせいではない

まず大前提としてお伝えしたいのは、
この疲れやすさは「気合い」や「年齢」の問題ではないということです。

脳卒中後の体では、表に見えにくい変化がいくつも起きています。

  • 麻痺側の筋肉が効率よく使えなくなる
  • 動作を行うために、健側や体幹に余計な負担がかかる
  • 脳が一つ一つの動きを強く意識しながら処理している

この結果、同じ動作でもエネルギー消費が大きくなります。
つまり「以前と同じことをしているつもり」でも、
体の中ではかなり頑張っている状態になっているのです。

体力が落ちたように感じる本当の理由

脳卒中後の体力低下には、いくつかの要因が重なっています。

動く量そのものが減っている

退院後、
「転ぶのが怖い」
「疲れるから控えよう」
と、無意識のうちに行動量が減っていく方は少なくありません。

活動量が落ちると、心肺機能や筋持久力は少しずつ低下します。

動きの質が変わっている

見た目には歩けていても、

  • 片側に体重が偏っている
  • 必要以上に力が入っている
  • 呼吸が浅くなっている

こうした状態では、疲労がたまりやすくなります。

脳の疲労がたまっている

脳卒中後は、
「無意識にできていた動作」を
「考えながら行う」場面が増えます。

この“脳の頑張り”も、疲れやすさの一因です。

自分でできる範囲で意識したいポイント

いきなり専門的なことをする必要はありません。
まずは、日常の中で次の点を意識してみてください。

  • 動いた後の疲れ方を観察する
  • 翌日に疲れが強く残っていないか確認する
  • 無理に続けていないか振り返る

たとえば、
「散歩をして、その日の夜や翌日にどう感じたか」
を一度、意識してみるだけでも違います。

ここで大切なのは、
頑張り続けることではなく、状態を把握することです。

ここが分かれ目になるサイン

一方で、セルフケアだけでは対応しきれないケースもあります。

  • 動くたびに極端に疲れる
  • 活動量を少し増やすと体が重くなる
  • 自分では原因が分からない不調が続く

こうした場合、
表面的な筋力ではなく、
姿勢制御や深部の筋活動、動作の組み立て方に
課題が隠れている可能性があります。

例えば、無理な姿勢で動き続けてしまうことで、
かえって疲労を強めてしまうケースもあります。

また、脳の機能も正常に働いていないケースもあるため、
過度に集中しすぎたり、いろいろなところに注意が向きすぎることで
疲労してしまうことも

無理に続けてしまうと、
かえって活動量が落ちてしまうこともあります。

専門的な視点が入ると何が変わるのか

当施設では、
「どれくらい動けるか」だけでなく、
「どのように動いているか」を丁寧に見ていきます。

例えば、

  • 動作中の重心の移動
  • 麻痺側がどのタイミングで関わっているか
  • 呼吸と動きの連動

こうした点を整理したうえで、
必要に応じて電気刺激機器IVES(アイビス)を用いた
筋活動の引き出しや、
免荷歩行装置アンウェイによる歩行練習などを組み合わせます。

「疲れやすいから動かない」ではなく、
「疲れにくい体の使い方を身につける」
という考え方です。

評価から取り組みの流れについては、
公式LINEで個別にご案内しています。
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まとめ

  • 脳卒中後の疲れやすさは珍しいものではない
  • 動作の効率低下や脳の負担が関係している
  • まずは疲れ方を観察することが大切
  • 無理に続けるより、視点を変えることで道が見える
  • 専門的な関わりが入ることで、動きの質が変わることがある

「最近、前より疲れやすい気がする」
その感覚は、体からの大切なサインかもしれません。

「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。

ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。

一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。

「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」 を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、 LINEでの無料相談をご用意しています。

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また、実際のリハビリの考え方や現場の雰囲気は、
文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
センター長自身が解説しているYouTubeチャンネルでは、
日常生活での困りごとやリハビリの視点についても発信しています。

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小栢 崇裕

【監修者】

株式会社ナッセ / 理学療法士
小栢 崇裕(オガヤ タカヒロ)

プロフィール
新卒で回復期リハビリテーション病院に入職。
その後、2018年4月にナッセへ訪問リハビリ・デイサービス機能訓練指導員として入職。
デイサービスリハビリ部門リーダーとして約20名のセラピストマネジメントやリハビリデータの収集・解析・フィードバックも行う。
研究業績
・第2回日本予防理学療法学術集会
・第36回東京都理学療法学術大会
・回復期リハビリテーション病棟協会 第31回研修大会in岩手