コラム COLUMN
パーキンソン病のある方が「冬」を安全に過ごすために
はじめに
冬になると、パーキンソン病のある方やご家族から
「歩きにくさが強くなった気がする」
「動き出しに時間がかかる」
「外出が怖くなった」
といった声を聞くことが増えます。
これは気のせいではありません。
寒さは、パーキンソン病の症状や日常動作に、確かに影響を与えます。
この記事では、
冬に起こりやすい困りごとの背景を整理しながら、
ご本人とご家族が少し安心して冬を過ごすための考え方をお伝えします。

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冬にパーキンソン病の困りごとが増えやすい理由
寒さによる筋肉と動きの変化
寒い環境では、誰でも筋肉がこわばりやすくなります。
パーキンソン病のある方の場合、この影響がより顕著に表れます。
事実として知られていること
・筋肉の柔軟性が低下しやすい
・関節の動きが小さくなりやすい
・動作の切り替えに時間がかかりやすい
これらが重なることで、
歩幅がさらに小さくなったり、動き出しが遅れたりすることがあります。
冬特有の環境リスク
冬は、身体の内側だけでなく、環境面のリスクも増えます。
- 厚着による動きにくさ
- 滑りやすい路面(凍結時)
- 日照時間の短さによる活動量の低下
特に屋外では、
「普段できていたことが急に難しくなる」
と感じやすい季節です。
日常生活でよく聞く「冬の困りごと」
動き出しが遅くなる
朝起きてからの一歩目、
椅子から立ち上がる最初の動作で
「体がついてこない」と感じる方は少なくありません。
これはパーキンソン病特有のすくみ足だけでなく、
寒さによる筋緊張の影響も加わるためと考えられています。
歩行中の不安感が強くなる
冬は、
「転びそうで怖い」
「足が前に出にくい」
という不安が強くなりやすい時期です。
不安が先行すると、
無意識に動きが小さくなり、
結果としてさらに歩きにくさを感じる
という悪循環に陥ることもあります。
家族との関係で生じやすいすれ違い
冬場は在宅時間が増え、
ご家族との関わりも自然と多くなります。
その中で
「危ないからやめておこう」
「外出は控えたほうがいい」
という声掛けが増え、
ご本人が息苦しさを感じてしまうこともあります。
これは誰が悪いわけでもなく、
安全を思う気持ちと、自分でやりたい気持ちのズレから起こるものです。
まず自分でできる工夫とセルフケア
冬だからこそ意識したいポイント
自宅でできる工夫として、次のような視点が役立ちます。
- 動き出す前に、体を温める時間をつくる
- 一気に動こうとせず、動作を区切る
- 滑りにくい靴や環境を選ぶ
例えば、
「立ち上がる前に3回深呼吸してから動く」
といった小さな工夫だけでも、動作の安定感が変わることがあります。
セルフケアの“分岐点”を知っておく
ここで大切なのは、
セルフケアを頑張りすぎないことです。
まずは、取り入れやすい工夫を3日ほど続けてみてください。
もし、
- 動きにくさが変わらない
- かえって不安が強くなる
- 転倒への恐怖が増している
こうした変化がある場合、
身体の使い方やバランスの問題が、
ご自身だけでは調整しきれない段階に来ている可能性があります。
その場合は、無理に続けず、
一度専門的な視点で身体の状態を確認することが大切です。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚では公式LINEで相談を受け付けております。
こちらからお気軽にご相談ください。
→公式LINEアカウント(https://lin.ee/9MEi1haa)
専門的なサポートが役立つ場面とは
冬は「状態の変化」が見えやすい季節
冬は、
「できていたことがやりにくくなる」
ことで、変化に気づきやすい時期でもあります。
これは悪いことではなく、
今の身体の使い方を見直すタイミングとも言えます。
暖かくなった時に動きにくくなっているという状態を避けるためにも早めの対処がポイントです。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚での考え方
当施設では、
動作を一つひとつ分解しながら、
今どこに負担が集中しているのかを丁寧に確認します。
- LSVT BIG(パーキンソン病のリハビリ方法)に基づいたアプローチ
- 免荷歩行装置アンウェイによる安全な歩行練習
こうした環境を活用しながら、
「できない動き」ではなく
「今使えていない動き」に目を向けていきます。
冬をきっかけに、これからを考える
「冬は動きにくいから仕方ない」
そう感じてしまうこともあるかもしれません。
ですが実際には、
冬だからこそ見えてくる身体のサインがあります。
それを
我慢する材料にするか
見直すきっかけにするかで、
この先の過ごし方は大きく変わります。
「自分の場合はどうなんだろう」
そう感じた方は、
まずは気軽に相談できる場所を持つことから始めてみてください。
LINEでのご相談や、 →LINE公式アカウント(https://lin.ee/9MEi1haa)
短時間の体験リハビリを通して、
今の状態を一緒に整理することも可能です。
まとめ
- 冬はパーキンソン病の症状が表れやすい季節
- 寒さと環境の変化が動作に影響する
- セルフケアは「続けて反応を見る」ことが大切
- 変化が乏しい、または不安が増す場合は専門的視点が有効
- 冬は身体の状態を見直す良いタイミング
「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。
一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。
「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」
を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、
LINEでの無料相談をご用意しています。
また、実際のリハビリの考え方や現場の雰囲気は、
文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
センター長自身が解説しているYouTubeチャンネルでは、
日常生活での困りごとやリハビリの視点についても発信しています。