コラム COLUMN
脊髄損傷を経験したAさんが「退院後の生活」に前向きさを取り戻すまで
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はじめに
脊髄損傷と診断された直後、多くの方が同じような気持ちを抱きます。
「これからの生活はどうなるのだろう」
「元のように動ける日は来るのだろうか」
実際に、退院を控えた方やご家族から、同じような不安の声を聞くことは少なくありません。
このコラムでは、脊髄損傷後の生活で起こりやすい現実と、そこから先を考えるための視点を整理してお伝えします。

脊髄損傷後に感じやすい日常生活の変化
病院でできていたことが、家では難しく感じる理由
入院中のリハビリでは問題なくできていた動作が、退院後の生活では難しく感じることがあります。
その理由として、次のような点が挙げられます。
- 生活環境が病院と大きく異なる
- 一日の活動量が増え、疲労が蓄積しやすい
- 動作を支えていた無意識のサポートが減る
こうした変化は、本人の努力不足ではありません。環境と身体の使い方が変わることで、自然に起こるものです。
「回復」という言葉に対する誤解
事実としてわかっていること
研究の蓄積から、脊髄損傷後の身体は時間とともに適応を続けることが示されています。
神経そのものの状態に変化も少しずつ目指しますが、
- 動作の工夫
- 身体の使い方の再学習
- 環境への適応
によって、生活の中での安定感や選択肢が広がるケースは珍しくありません。
これは「奇跡」ではなく、身体の適応能力として説明されている事実です。
自分でできる工夫と、その役割
まずはセルフケアとしてできること
日常生活の中で、次のような取り組みは多くの方にとって有効です。
- 毎日の動作を一定のリズムで行う
- 疲れが出る前に休憩を入れる
- 動作を急がず、順序を意識する
まずはこれらを3日ほど意識して続けてみてください。
日々の安定感に変化があるかを確認することが大切です。
自分だけで抱え込まない方がよいサイン
専門家の視点が必要になる分岐点
もし次のような状態が続く場合、セルフケアだけで対応しようとすることにはリスクが伴う可能性があります。
- 3日以上続けても動作の不安定さが変わらない
- 疲労や違和感が蓄積していく
- 動作をかばうことで別の部位に負担が出ている
このような場合、深部の筋や姿勢制御の問題が関与していることも考えられます。
無理に一人で続けるのではなく、専門的な視点での確認が安心につながります。
当施設では、身体の使い方や動作のクセを丁寧に確認したうえで、今後の方向性を整理するサポートを行っています。
評価からサポートの流れについては、LINE公式アカウントからご案内しています。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚で行っていること
環境と動作の両面から考える
当施設では、脊髄損傷のある方に対して、
- 電気刺激治療機IVES(アイビス)を用いた筋活動の引き出し
- 免荷歩行装置アンウェイによる安全性を確保した動作練習
- 日常生活動作を想定した動きの再構築
といった要素を組み合わせ、生活に結びつく形でのサポートを行っています。
これらは特別な方法ではなく、世界的な研究動向を踏まえた考え方に基づいています。
情報を知ることが、次の一歩を軽くする
いきなり決断しなくて大丈夫です
「自分の場合、何ができるのか」
「今の状態で相談していいのか」
そう迷われる方も多くいらっしゃいます。
まずは情報を知り、整理するだけでも構いません。
LINE公式アカウントでは、
- 状態に関する簡単な相談
- 自宅で意識してほしいポイントの共有
などを行っています。
一人で考え続けるよりも、選択肢を知ることで気持ちが楽になることもあります。
まとめ
- 退院後に感じる戸惑いは、多くの方が経験する自然なもの
- 脊髄損傷後の身体は、環境と使い方によって適応を続ける
- セルフケアは大切だが、変化が乏しい場合は視点を変えることが安心につながる
- 専門家のサポートは「できなくなってから」ではなく「迷ったとき」に活用してよい
- 情報を知ることが、次の行動を選びやすくする
「自分や家族の場合はどうなんだろう」
「今やっているリハビリで、この先も大丈夫なのか」
そんな気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚は、
脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、
病院でのリハビリを終えた後も
“動きと生活をどうつないでいくか”
を大切にしている自費リハビリ施設です。
一人ひとりの状態を丁寧に確認し、
電気刺激治療機IVES(アイビス)や
免荷歩行装置アンウェイなども活用しながら、
今の生活環境や目標に合わせた関わりを行っています。
「通うかどうか」ではなく、
「今の状態をどう捉えればいいのか」
を整理するだけでも構いません。
まずは気軽に相談できる窓口として、
LINEでの無料相談をご用意しています。
また、実際のリハビリの考え方や現場の雰囲気は、
文章だけでは伝わりにくい部分もあります。
センター長自身が解説しているYouTubeチャンネルでは、
日常生活での困りごとやリハビリの視点についても発信しています。