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リハビリを受けるときの服装ってどんなのがいいの? ~外来、デイサービスなどにいく場合~

コラム

「リハビリに行く」となった場合、あなたはどのような服装で行きますか?これはどうかな?あれはダメかもな?と色々と悩む方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回、リハビリでの服装についてまとめてみました。
このコラムを読むと以下のことが分かります。

・リハビリではどんな動きをするのか。
・リハビリを行う場所による服装の違い

病院を退院し在宅生活を送りながらでもリハビリを続けていく場合の服装について、ひとつずつご説明していきます。

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ズバリ!リハビリに適した服装とは!?

よく言われるのは「動きやすい服装で来てくださいね~」ではないでしょうか?

実際に私も動きやすい服装で、とご案内することがあります。

間違ってはいないのですが、動きやすい服装ということも、その人の解釈によって結構変わるので、人によっては、スーツに慣れているからスーツが動きやすい、と思う方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、今回はリハビリに適した動きやすい服装とは何なのかを考えるために、実際にどんな動きが必要になるのか?というところから考えてみると良いかもしれません。

リハビリには3つの職種がありそれぞれ行っているリハビリ内容が異なります。

ひとつずつご紹介します。

理学療法

いわゆるリハビリ、といえばこの理学療法のことを指します。理学療法では主にストレッチや運動を行います。膝に痛みがある場合等は、膝までズボンをめくり、触診したり歩き方を観察したりします。また、ストレッチ、関節可動域の確認などでは関節を大きく曲げることもするので、伸縮性のある服装が望ましいです。

私の場合、靴下を脱いで裸足での歩き方なども確認させて頂くこともあります。

力をつけるためのトレーニングや体力アップのための反復運動等も行う場合があるため、汗をかくことも場合によってはあるため、そのようなリハビリをすることが事前に分かっている場合はポリエステルの素材などを選ぶと良いでしょう。

作業療法

作業療法は日常生活で必要な動作を再び獲得するための動作練習を行うリハビリです。脳梗塞になり、腕や手にマヒがある場合、当施設では電気刺激治療器等を利用したリハビリを行う場合があります。
何か物をつかむという日常動作の練習の為に、肩や腕に電極を貼付けてリハビリをすることがあるため、肩まで出せるようにしておく必要があるかどうか確認しておくと良いでしょう。

言語療法

言語療法では嚥下や発話に関するリハビリをしています。嚥下や発話のリハビリではのどが正しく動いているか確認をするため、首元があけられるようにすると良いでしょう。また嚥下リハビリでは飲み込みの確認をすることもあるので汚れても良い服、あるいは汚れが目立ちにくいような柄の服を選ぶと良いでしょう。

リハビリを受ける場所による服装の違い

入院中はパジャマやジャージなど、寝ている服装に近い恰好でいることがほとんどだと思いますが、在宅生活をしている場合のリハビリはそういうわけにもいきません。

リハビリを受ける場所としてデイサービス、デイケア、外来、訪問リハビリ、自費リハビリなどがあります。それぞれの服装の違いを説明していきます。

デイサービス、デイケア

多くのデイサービスやデイケアでは送迎車輛でご自宅から施設まで送迎してくれるところがほとんどです。マシントレーニングや集団体操、個別のリハビリ(機能訓練)を行っています。また、食事や入浴等も行うことが可能です。

多くの方はストレッチのきいた、ゆとりのある服装で通っています。装飾品などをつけてくると入浴の時に付け外しをすると紛失する恐れもあるため、注意しましょう。上着や帽子等は着てきて施設でまとめて預かってくれるところが多いです。

複数人が同時に同じ空間で過ごすため、暑い、寒いの加減が細かくはできません。着脱しやすい服を着てくることで調節できるようにしておくと良いでしょう。

外来

クリニックに規模によっては乗合のような形で送迎車輛が出ていますが、ほとんどはご自身でクリニックまで通ってリハビリを受けます。

デイサービスと同様にストレッチのきいたゆとりのある服装が望ましいでしょう。大きな施設であれば更衣室が用意されている場合があります。

訪問リハビリ

ご自宅にリハビリスタッフがお伺いしてリハビリを行います。訪問リハビリは外出しにくい方が利用することもあって、ゆとりのある部屋着でリハビリを受ける方がほとんどです。

自費リハビリ

当施設ではご自宅に伺ってリハビリをする訪問型と、当施設に来所していただく通所型と2種類あります。基本的にはストレッチのきいた、ゆとりのある服装が望ましいです。

肩にマヒがある場合には、肩に電気刺激装置を貼ってリハビリをする場合、肩が一時的に露出できる半袖などをご用意いただいた方がよいこともあります。

季節や集団・個人など状況に応じて服装が変わる

季節だけでなく、リハビリの内容やリハビリをおこなう場所によっても服装が多少変わることがお判りいただけたでしょうか。

私もこれまでリハビリをする側として、リハビリしにくい服装の方もいらっしゃいました。
その場合は正直なところ、できるリハビリも若干変わってきてしまいます。
可能な限りより良いリハビリができるように、疑問に思ったらどんな服装がリハビリに良いか、担当のリハビリスタッフに聞いてみましょう。

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小栢 崇裕

【監修者】

株式会社ナッセ / 理学療法士
小栢 崇裕(オガヤ タカヒロ)

プロフィール
新卒で回復期リハビリテーション病院に入職。
その後、2018年4月にナッセへ訪問リハビリ・デイサービス機能訓練指導員として入職。
デイサービスリハビリ部門リーダーとして約20名のセラピストマネジメントやリハビリデータの収集・解析・フィードバックも行う。
研究業績
・第2回日本予防理学療法学術集会
・第36回東京都理学療法学術大会
・回復期リハビリテーション病棟協会 第31回研修大会in岩手