コラム COLUMN
進行性の病気であるパーキンソン病にリハビリして意味があるのか?
こんにちは。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚のオガヤです。
昨今、罹患している方も増えているパーキンソン病ですが、進行する病気であるといわれています。
パーキンソン病は進行性の神経変性疾患であり、運動機能の低下や日常生活の質の低下を引き起こします。
そのため、「リハビリテーションを行っても意味があるのか?」と疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、適切なリハビリテーションは症状の進行を遅らせ、生活の質を向上させる上で非常に重要な役割を果たします。
パーキンソン病と診断されて、「将来どうなるのか不安だ」という方やそのご家族の方も是非最後まで見て、どうすればこの進行を遅らせ、思うような人生を歩めるのか、参考にしていただければと思います。
リハビリテーションの目的
パーキンソン病のリハビリテーションは、以下の目的で行われます:
- 運動機能の維持・向上:筋力や柔軟性、バランス能力を高め、転倒リスクを減少させます。
- 日常生活動作の改善:着替えや食事、入浴などの基本的な動作をスムーズに行えるよう支援します。
- 症状の進行抑制:定期的な運動や活動を通じて、病気の進行を遅らせる効果が期待できます。
リハビリテーションの効果
研究によれば、パーキンソン病患者が定期的なリハビリテーションを受けることで、以下のような効果が報告されています:
- 歩行能力の改善:歩幅が広がり、歩行速度が向上します。
- バランスの向上:転倒のリスクが低減され、安全に日常生活を送ることができます。
- 筋力の増加:筋力トレーニングにより、身体の安定性が増し、活動的な生活が可能となります。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚の取り組み
当施設では、パーキンソン病をはじめとする神経疾患の方々に対し、専門的なリハビリテーションを提供しています。
例えば、パーキンソン病は体が動かしにくくなるという症状が出る方が多いですが、それは体を大きく動かそうと思っても、小さく動いてしまうという状態になってしまうためです。
ナッセボディワークスは積極的に大きく体を動かすサポートをすることで、体の動かし方を再び思い出し、動かしやすい状態をつくっていきます。
特に「しっかり歩けるようにしたい」「家のお風呂に入りたい」「インターホンが鳴っても間に合うようになりたい」など目標に合わせた、情報(心身状態、家屋環境など)も考慮した上で、オーダーメイドのリハビリをプランニングしおこなっています。
1回90分の集中型リハビリを最大週3回、2か月間にわたり実施することで、効果的な改善を目指します。
自費リハビリのメリット
自費リハビリテーションの最大のメリットは、保険診療では難しい長時間かつ集中的なセッションが可能である点です。
診断初期の状態ではほとんど医療保険制度はおろか、介護保険制度を活用したリハビリを行うことはできません。
パーキンソン病のリハビリは将来的な転倒を防いだり、姿勢の変化を防いだり、それによる誤嚥のリスクを下げたりするため、早期から開始することが有効と考えられます。
介護保険制度が利用できても、限られた時間の中で、パーキンソン病の改善に向けた、運動から脳に対する反復的な刺激を入れるアプローチを効果的にするには不十分と考えます。
今の介護保険、医療保険の制度では、あくまでも介護や医療が必要な状態になってから提供されています。
進行する病気だからこそ、やりたかったことができなくなってしまう前に、できるだけ動ける状態を長く維持して、やりたいことを継続してできるようにするためには自費リハビリを選択するのも一つの方法だと思います。
まとめ
パーキンソン病は進行性の疾患ですが、適切なリハビリテーションを継続することで、症状の進行を遅らせ、生活の質を向上させることが可能です。
ナッセボディワークス兵庫伊丹・宝塚では、専門的かつ個別対応のリハビリテーションを提供し、患者様の「できる」をサポートし前向きな人生が歩めるようにしています。
リハビリを通じて、より充実した日常生活を目指してみませんか。